三重ブログ

ミキモト真珠はいつから有名? 世界に認められた養殖真珠の歩み

真珠の形成過程を再現させた男

真珠はあこや貝などの体内で形成される鉱物であり、外套膜が体内にちぎれて出来た「核」を中心に細胞が何重にも取り巻いて形成されます。白色をベースとしますが、天然ものはたくさんの結晶層がつくり出す、薄いピンク、グリーンなどのとりどりの色が美しい宝石です。

鳥羽のうどん屋に生を受けた御木本幸吉は、志摩の名産であった真珠に興味を持ち、「養殖ができないか」ということを研究しはじめます。帝大の箕作佳吉博士から支援を受け、試行錯誤の末に完成された真珠養殖法は、実用的な養殖法としては世界初のものでした。特許出願は1919年のことです。

世界に羽ばたいたミキモト真珠の歩み

ミキモト真珠がヨーロッパに上陸した際には、本物と一切見分けがつかない品質であることから、大変な衝撃を与えました。当初は反発も大きく、ロンドン発行の新聞により「詐欺物」として痛烈な批判を受けるなどしたそうです。

それをはねのけ、組合を相手に取ったミキモト真珠現地店の奮闘や、学者による天然真珠との同一性の支持、御木本幸吉による粗悪真珠の焼却といったパフォーマンスを通じて、とうとう世界的な名声を得るに至りました。

ちなみに現在「人工真珠」と呼ばれるものは、真珠の美しさを生む「照り」を塗料で作り出しており、本真珠とは明らかな違いがあります。養殖真珠と混同しないよう注意しておきましょう。

現在も残る、御木本幸吉の足跡

はじめて真珠の養殖に成功した地であるミキモト真珠島は、現在は真珠博物館の観覧や海女の実演が楽しめる娯楽施設となっており、御木本幸吉の愛した真珠と伊勢志摩の魅力を伝えるとともに、地元人や移住者の働き口にもなっています。

御木本幸吉のつくり上げた真珠の本場・伊勢志摩で働きたい!という望みがある方は、三重キャリアベースへご相談下さい。現在のお住まいを問わずサポートさせて頂きます。