三重ブログ

志摩半島にある「灯台と絵描きの町」大王町 画家が集まるその魅力とは

 

絵描きの町「大王町」とは?

迷路を思わせる小道や、趣きのある石垣、シンボル的存在の白い灯台から、小津安二郎監督に「フランスのニースのようだ」といわせた絶景を望む大王町。志摩半島は南東部に位置し以前は英虞郡と呼ばれていましたが、平成の大合併により志摩郡阿児町・浜島町・磯部町・志摩町が合併し志摩市大王町となりました。

灯台のある大王崎は熊野灘と遠州灘を分かつ岬であり、この辺りの海は暗礁が多く古くからの難所です。絵になる風景が多く存在することから、画家たちの心を魅了してきました。

大王町を愛した小野竹喬

美しい風景に魅せられた画家たちが多く訪れ、この地を題材に作画したことに由来して、大王町は1996年に「絵描きの町」を宣言しました。絵画コンクール「大王大賞展」も行われており、全国からの力作が集まります。
大王町を散策すると、幾つもの作成中のキャンパスに出会うことができるでしょう。

命名は最近ですが歴史は古く、明治時代には小野竹喬や千種掃雲など多くの画家が訪れ、名作を残しています。特に、近代日本画の一時代を築いた巨匠といわれる小野竹喬は風景画を好み、何度も大王町を訪れたといわれています。

志摩半島に大王埼灯台あり

町内は階段や小道、海岸など絵になる風景で溢れていますが、特に人気があるのは大王埼灯台です。大王埼灯台は、昭和2年に建てられ、当時は最先端の灯台として注目を浴びたものです。
その後、昭和53年に大改修を終え「白亜の灯台」と呼ばれる現在の姿に生まれ変わりました。日本の灯台50選にも選ばれ、登録有形文化財にも登録されており、数々の名画にも登場しています。

実は、一般の方でも灯台に登ることができ、地球の丸さを実感するスポットとしても人気があります。一度足を伸ばしてみると、あなたの眠っていた絵心が目を覚ますかもしれませんね。