一年中みかんが食べられる御浜町。夏が旬のみかんもあります!

  1. 東紀州

三重県御浜町。三重県南部にある人口一万人ほどの町で、少し南へ下るとそこはもう和歌山県!
黒潮の暖流を受け、一年中温暖な気候であることが特徴の町です。

そんな御浜町の特産物は、みかん。
みかんといえば冬が旬。夏季はあまり食べない果物ですが、御浜町ではその温暖な気候を活かし年中みかんを栽培。つまり、一年中旬なみかんが食べられるのです。

今回は、そんな御浜町でとれる主なみかんを紹介します。

季節ごとに採れる主なみかん

温州みかん

みかんの旬といえば冬ですが、御浜町を代表するみかんの一つである「極早生温州みかん」は、秋が始まってすぐに出荷されます。別名「青切りみかん」とも呼ばれ、皮に青みが残ったまま出荷され、徐々に色づいていきます。

早生みかんの時期が過ぎ、本格的な冬の到来と共に出荷されるのが「晩生温州みかん」です。糖分の高いこの品種は、古くから「こたつで食べるみかん」として多くの人に親しまれてきました。

春先には、ポコッと出っ張った形が特徴的な「デコポン(不知火)」が収穫されます。ジューシーでボリューム感のあるデコポンは、近年人気の高い品種です。

春が終われば、通常はみかんのシーズンは終了ですが、御浜町では、初夏にも「サマーフレッシュ」というみかんが旬を迎えます。

サマーフレッシュって?

サラダ

サマーフレッシュは、はっさくと夏みかんの交配種で、御浜町だけで栽培されている希少なみかんです。
淡い黄色のジューシーな実と爽やかな酸味が特徴で、そのまま食べても美味しいですが、それ以外にも、地元ならではの食べ方も多くあります。

サマーフレッシュを栽培している農家の方は

ほぐしてご飯に混ぜるとサマーフレッシュご飯で、これが寿司飯にもいいんです。甘くないのでサラダにもいいし、ギュッと搾って果肉ごと焼酎も最高です
(引用:http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1109/otakara.html

とお話されています。

三重の名物であるさんま寿司にも欠かせないですし、地元で採れた果物を使ったお酒で仕事終わりの一杯……なんてことも良いですね。

夏限定の味わいのサマーフレッシュ。
もうすぐ食べられる時期が終わるので、気になる方は今のうちに御浜町を訪ねてみてください。

(参考:年中みかんのとれるまち

中井

伊勢市二見町生まれ。高校まで伊勢で育ち、大学から三重を出てそのまま県外に就職。30歳の時、親の病気をきっかけに地元伊勢に戻る。2014年、株式会社ロジセンスを設立。自身のUターン経験から着想を得て、地元三重への地域貢献を目的にキャリアベース三重を立ち上げる。

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