三重ブログ

三重県指定伝統工芸品「日永うちわ」

夏に涼しめるアイテム「うちわ」。軽く扇げば小さな風が起こり、ほてった身体を冷やしてくれる。祭りのシーンでもうちわを持って浴衣姿の人を見かけると「なんかいいなぁ、絵になるな」なんて思ってしまうぐらい、「うちわ」という物は「夏の季節」を連想させる物です。そんな「うちわ」なのですが、三重県の指定伝統工芸品となっている「日永うちわ」という物があるのをご存じでしょうか?

江戸時代、「日永うちわ」はお伊勢詣りお土産の一つとして好評を得ていた物だそうです。さらに歴史をさかのぼると、「日永うちわ」自体はどうやら300年以上も前から製造されているとても長い歴史があるそうです。

そんな「日永うちわ」を今回はご紹介させて頂きたい。三重県でのお土産としてもオススメな製品です。

伝統工芸品「日永うちわ」

「日永うちわ」は、1本の丸い竹をそのまま使って作られていており、その丸い柄が手にとてもなじみやすいうちわです。「竹の選別」から始まり、「皮むき」、「磨き」などの22工程(「乾き」を入れると23工程)を終えてできあがるそうです。釣竿と同じ女竹(めだけ)が使われており、それを割き、交互に袋状に編んでいるので、竹が弓のようにしなります。この「しなり」が重要なのですね!

1本の竹を扇状に平らに張り上げるので、加工技術がとても難しいそうです。その甲斐あって、扇ぐ風が柔らかくなびくとようになり、とっても良い感じのうちわとなっているのです。

この部分がいわゆる「日永うちわ」ならではの加工部分。ちゃんと柄の部分から1本1本編まれているがわかる。

実際に「日永うちわ」で扇いでみると「おぉ、普通のうちわと違う感触だ!」と感じました。

「日永うちわ」で扇いだときの感覚は、柔らかく、それでいて「扇いでいて気持ちいい」と思える扇ぎ心地なのです(あくまで筆者の感想)。これが三重県の伝統工芸品「日永うちわ」。正直「うちわ」としては高価な物ですが、あの工程を知ってしまえばその値段も納得できる物で、実際に扇いでみればそのステキさを味わえます。

「日永うちわ」を手に入れるには

さて、今回は、三重県の指定伝統工芸品である「日永うちわ」の紹介をしました。これは三重県内にあるお土産屋さんなどで販売されています。主に「日永うちわ」を手に入れられる場所は伊勢市にある「おかげ横町」内にある各お店などがあります。

いくつか「日永うちわ」が手に入る三重県内のお店をリストアップしてみます。

  • 湯の山温泉寿亭
  • パラミタ・ミュージアムショップ
  • 三重県総合文化センター
  • 三重県立美術館ミュージアムショップ
  • 伊勢おかげ横丁 神路屋
  • 伊勢おかげ横丁 もめんや藍
  • 松阪もめん手織りセンター
  • 志摩観光ホテル
  • 鳥羽一番街 ミネルヴァ
  • 奥伊勢フォレストピア

※店舗によって取り扱われる製品が異なります。また、シーズンオフは取り扱いのない店舗もあります。

もちろんこれらがすべてでは無いですが、ここに行けば「日永うちわ」を手に入れることが可能。また県外でも手に入れることが出来、東京内で三重県をPRしていることで知られる「三重テラス」でも入手可能です。

販売場所などについての詳しくは下記の「参考」よりご覧になれます。今回リストアップしたお店以外も載せられているので「日永うちわ」にご興味がある人は是非ご覧になってください。(オンラインショップもありますよ!)

また、「日永うちわ」には様々なデザインのラインナップがあったり、「香りの元」を塗布して香りを楽しめるうちわもあります。そういう伝統工芸品に新たなアクセントを付け加えることに、製造販売をしている株式会社 稲藤の挑戦を感じました。

参考:
About | 伝統工芸 日永うちわ 稲藤
三重県指定伝統工芸品「日永うちわ」|稲藤
伝統工芸 日永うちわ 稲藤
オンラインショップ メニュー|三重県指定伝統工芸品「日永うちわ」|稲藤