三重ブログ

三重の地でタオル一筋110年 「一度使ったら手放せない」 おぼろタオル株式会社

おぼろタオル株式会社は、津市に拠点を置き、今年で創業110年を迎える老舗タオルメーカー。同社の「おぼろガーゼタオル」は、お風呂用タオルのロングセラー商品であり、一度使うとまた使いたくなるタオルとして、リピーターに長く愛されています。

今回は、おぼろタオル株式会社についてご紹介します。

 

技術力を軸としたものづくり

おぼろタオルが誇るコア技術の一つとして、日本画家の創業者が開発した「おぼろ染め」という染色法があります。乾いているときはおぼろげな柄が、水にぬれると鮮明に浮かび上がるタオルは、瞬く間に日本中に広がりました。

さらに、片面がガーゼ、もう片面がタオルである「ガーゼタオル」の量産化にも成功。通常の半分の太さの糸を使用しているため、繊細な肌触りで吸水性が抜群であるだけでなく、絞りやすく、持ち運びに便利なタオルです。

 

「おぼろガーゼタオル」の詳細はこちら

 

地域重視のものづくり

同社は、技術力だけではありません。県内の地域資源とコラボした商品開発にも力を入れています。

最近、注目を浴びたのが「伊勢古式着物文様ハンカチ」。江戸時代から着物生地を染めるのに用いられていた「伊勢型紙」の伝統的な柄を、おぼろ染めで表現しました。伊勢志摩サミットの昼食会において、おしぼりやハンカチとして採用され、知名度が一気にアップしました。

同社では、地域と連携することにより、地域活性化に精力的に取り組んでいます。

 

伊勢古式着物文様ハンカチ」の詳細はこちら

 

消費者と密着したものづくり

同社では、消費者への感謝を込めて、社員全員が売り場に立つ自社販売会を年2回開催しています。また、地元のイベント会場などにも出店しています。

社員は、消費者の生の声を聞くことにより、商品の改善点や商品開発のヒントなどが得られるだけでなく、自社商品への愛着や誇りが向上します。

このように、消費者と直接関わることでニーズを把握し、商品開発に生かしているため、おぼろタオルは、地元の多くの人たちに愛されています。

 

人にやさしいものづくり

同社は社員にも配慮。個人の事情を尊重し、仕事と生活が両立できる職場づくりを実践しています。
平成24年度から新卒者を2名程度採用。正社員の中途採用も行っています。地元の人を雇用し、いったん雇用したら解雇はしないとのことです。希望すれば70歳まで働き続けることができ、実際に、「タオル匠」と呼ばれるベテラン社員も活躍しています。また、社員を大切にするという思いから、ワークシェアリングも導入しています。

 

創業者のイノベーター精神を受け継ぎ、高い技術力を誇るおぼろタオル。しかし、どんなに技術力があっても、あまた存在するタオルの中からお客さまに選んでもらえなければ、宝の持ち腐れともなりかねません。同社は、技術力を武器にしつつも、オンリーワン商品の開発に向け、たゆまぬ努力と挑戦を続けています。

 

「おぼろタオル」公式ブログ

工場内に併設する直営ショップ「タオル工房おぼろ」