三重ブログ

尾鷲ひのきを使った「越仮カホン」を演奏してみませんか?

「カホン」をご存じですか? カホンとは、ペルー発祥の木製打楽器。箱の上にまたがって、前面の板を手でたたいて演奏します。

最近、三重県内にある工房が作るカホンが注目を浴びています。それが、「越仮(こしかり)カホン」です。

 

越仮カホンってなに?

越仮カホンは、度会郡大紀町の工房 KOSHIKARI が作るカホンです。工房のある三重県南部地方は、ひのきの産地として知られています。越仮カホンは、尾鷲ひのきだけを使用。工房では、これまで、500台を超えるカホンを作ってきました。

尾鷲ひのきの無垢板で組んだ越仮カホンは、まろやかであたたかい音を奏でます。独自開発のチューニングシステムを搭載し、演奏中でも音色を調整することができる優れものです。音楽関係者からも高く評価されています。

 

KOSHIKARI による「森の打楽器」桧のカホンのCM

平成29年度の「三重グッドデザイン」にも選定されました。詳しくはこちら

 

脱サラして木工職人になった工房オーナー

KOSHIKARI は、越仮裕規(ひろのり)さんが主宰しています。
越仮さんは、1962年、度会郡大紀町生まれ。お父さまが林業に携わっており、物心ついたころから、道具を勝手に持ち出しては、木でいろんな物を作っていました。

高校卒業後、大阪で土木関係の仕事に就きますが、30歳のときに帰郷。故郷では、ひのきが潤沢にあるにもかかわらず、生活用品にあまり利用されていないことに気付きます。
地元の福祉施設に勤め、木工品を製作しているうちに、木工にもっと関わりたいという気持ちが強くなっていきます。そして、35歳で一念発起して起業します。

 

スタートはまな板

越仮さんは、はじめからカホンを作っていたわけではありません。
創業当初は、ハート型の取っ手が付いたまな板を製作していたそうです。「木工ができればいいや」というくらいの気持ちで、“ゆるく”ひのきを使ってものづくりをしていました。

転機は2009年に訪れます。
木工仲間やミュージシャンとの縁がきっかけで、カホンに出会います。自らギターを演奏し、楽器が好きだという越仮さんがカホンに魅了されるまでには、それほど時間はかかりませんでした。程なくして、カホンをがむしゃらに作ります。

 

試行錯誤を繰り返し、オリジナルのカホンが誕生

カホンは割と簡単に出来たものの、見た目だけでした。楽器としてのクオリティを満たしていなければ、ただの四角い箱。シンプルなデザインであるがゆえに、難しく、奥が深かったのです。

とにかく、ひのき製の、世界に一つだけのカホンが作りたい、という思いで、製作では、特に、胴の板の厚みや、チューニング方式にこだわり、試行錯誤を繰り返したそうです。音が良くなると思ったことはすべて試しました。

その結果、待望のオリジナルのカホンが完成。昨年は、カホン作りの集大成ともいえる「REFERENCE MODEL」を完成させました。

KOSHIKARI のカホンは、今後もとどまることなく、進化を続けていきます。
たくさんの方に、三重の良質な木が生み出す音色を聴いていただけるといいですね。

 

【工房 KOSHIKARI】

住所(アクセス): 三重県度会郡大紀町錦681-2(紀勢自動車道 紀勢大内山インター出口を右折、錦方面に向かって約15分)

TEL & FAX    : 0598-73-3538

公式サイトURL : https://koshikari-cajon.com/

MAILアドレス  : info@koshikari-cajon.com