三重ブログ

メディア掲載多数!「原木しいたけ」に人生をかけた野呂食品の魅力

三重県四日市市山城町にある野呂食品では、昔ながらの原木栽培にこだわった、純国産の原木しいたけを生産・販売しています。

TVや雑誌といった数々のメディアでも注目され、2016年に行われた伊勢志摩サミットでは、野呂食品の「原木しいたけ」がすき焼きの具材に採用されました。

この記事では、原木しいたけと野呂食品の魅力についてご紹介していきます。

 

脱サラして「しいたけ職人」に!三代目社長のこだわりと思い

初代社長が1951年に始めた「雷おこしの原料加工と製造」が野呂食品の出発点です。

1989年になると、二代目社長が「原木しいたけ」を事業に取り入れましたが、知名度不足でほとんど売れずに経営が悪化。廃業寸前だったところを、現・三代目社長の野呂純也氏が、2008年にサラリーマンを辞めて、野呂食品の経営に参画しました。

当時の負債は5,000万円あり、朝の8時から夕方の6時まで野呂食品で働いて、夜中の1時から5時まで弁当屋で働く生活だったそうです。

三代目社長が参画してからも、知名度が上がらず売れない状況が続きました。悩みながら工場の中を掃除していたら、たまたま「せんべい焼き機」を発見し、しいたけを潰して商品にしてみようと思い立ちます。

この「原木しいたけせんべい」がヒットし、赤字続きだった経営も、3年で利益が出るようになりました。原木しいたけ自体の売り上げも増加し、2016年度には年間生産量10トン、年商4,000万円にまで売り上げを伸ばしています。

 

「菌床(きんしょう)しいたけ」と「原木しいたけ」の違いとは?

菌床栽培とは、栄養剤を混ぜた「おがくず」に植菌する、しいたけの栽培方法です。

人工的に栄養分を与えることで、半年ほどの短いサイクルで収穫できます。国内のしいたけ生産の9割は、菌床栽培で作られています。

一方、原木栽培とは、丸太から直接生えるしいたけを、木の栄養分だけで育てる栽培方法です。

ナラやクヌギの木に植菌するための穴を開け、20センチほどの間隔で、ひとつひとつ手作業でしいたけ菌を植え付けていきます。

気候に影響を受けやすく、大きさや形が安定しないことから、全国の生産は10%程にとどまっています。手間暇をかけ、しいたけが生えてくるまで1年〜1年半かかるため、四日市市でも、この方法でしいたけを生産しているのは野呂食品だけです。

野呂食品は原木栽培にこだわり、農薬や化学肥料を一切使わない、安心安全な原木しいたけを作り続けています。

原木しいたけは、肉厚で弾力のある上質な味わいのしいたけです。菌床しいたけと比べて、風味や香り、食べ応えが優れているといわれています。

 

廃業寸前から年商10倍に伸ばした秘訣

加工食品を中心に売り上げを伸ばしている野呂食品ですが、実は原木しいたけの生産量は変わっていないそうです。

野呂食品が売り上げを伸ばしたポイントのひとつは、「商品に付加価値を付けたこと」です。原木しいたけを佃煮にした人気商品「あおさのりと原木椎茸の宝物」を例にあげましょう。

生の原木しいたけは賞味期限が短く、日持ちがしません。佃煮に加工することで賞味期限を伸ばし、小売店で長い間店頭に置いてもらうことができます。

また、原木しいたけだけを売ると1本50円ですが、佃煮に加工して売ることで、10倍の500円の価値で売れます。さらに、三重県で有名な「あおさのり」とコラボすることで、原木しいたけの知名度向上にも繋げています。

量が多すぎると消費者のリピート購入に繋がらないため、「もうちょっと食べたい」絶妙なポイントを研究し、ひと瓶の内容量の調整までしているそうです。

こうした商品開発によって、野呂食品の原木しいたけは全国に広がっていきました。

「あおさのりと原木椎茸の宝物」は、フジテレビ系朝の情報番組「めざましテレビ」と「めざマルシェ」の連動企画「ビンコレ2011秋」にて、47都道府県のグランプリを受賞しています。

他にも魅力的な商品を多数展開しているので、ぜひ野呂食品をチェックしてみてください。

野呂食品株式会社ホームページ