三重ブログ

推理作家、江戸川乱歩に触れられる鳥羽市の施設「乱歩館」

「少年探偵団」シリーズや『孤島の鬼』『人間椅子』『D坂の殺人事件』などのミステリー小説でおなじみの「江戸川乱歩」(本名、平井 太郎)は、実は三重県出身なのをご存じだろうか。そして青年自体の一時をすごし、その後も画家である岩田準一との交流により訪れ、さらには最愛の妻のふるさとでもあることから、三重県鳥羽市は江戸川乱歩と関わりを持っています。

今回紹介する三重県鳥羽市鳥羽に「乱歩館」という施設。「乱歩館」では、鳥羽市に関わりのある著作の紹介や乱歩の愛用品等が展示してある施設なのです。

鳥羽みなとまち文学館

三重県鳥羽市鳥羽二丁目の大通りの道沿いにひっそりと現れる「鳥羽みなとまち文学館」。建物の雰囲気は、昔の建物をそのままイメージしたかのようなものとなっています。実はこの施設は、実際の岩田準一の生家を利用したものだそうです。

施設の中には「岩田準一と乱歩・夢二館」「乱歩館・鳥羽文学ギャラリー」「みなとまち文学館小路」「幻影城」「書斎」などいくつかの見所が用意されている。

入り口から中に入ると、まず現れるのが「岩田準一と乱歩・夢二館」。江戸川乱歩、竹久夢二を魅了した鳥羽の鬼才岩田準一が人生の大半を過ごした家の様子が現れます。まるでそこで生活していたかのような状態で残っています。どうやら展示されている生活道具などは、当時のものをそこで展示しているようです。他にも作品がちらほらと飾られています。

中庭や路地風の通路など、懐かしい昭和の雰囲気を醸されているのがまるでタイムスリップして来たように感じます。

奥へ進めば、実際の書斎を再現したスペースや作品の名前にもなっている『幻影城』が登場。『幻影城』は鳥羽みなとまち文学館内にある既設の蔵を改造して、その中には乱歩の作品が展示してあります。

最後に「乱歩館」鳥羽文学ギャラリーには、乱歩の愛用品や岩田準一の業績、乱歩作品に出てくる挿絵など、乱歩の関わる展示物が色々と公開されています。これらを見るだけでも結構楽しい物がありました。

さらにさらに奥へ行けば、レトロな雰囲気の看板があるとおりが。この通りだけでもなんだかワクワクする。乱歩館を見終わったら奥も見に行ってみよう。

施設情報

施設は週に3日館閉館となってますのでそのあたりはご注意が必要です。

住所:鳥羽市鳥羽2丁目5-2
電話:0599-26-3745
時間:平日午前 10時~午後3時

:土・日・祝日 午前10時~午後4時30分

(11月~3月 午前10時~午後4時)
休館日:火・水・木曜日(祝日の場合はその翌日・年末年始)
入館料:300円(2016年4月より)

もし、鳥羽にお越しの際、文学に江戸川乱歩にご興味があれば是非お立ち寄りを。江戸川乱歩の世界に触れられます。

参考:
江戸川乱歩館~鳥羽みなとまち文学館~

おまけ、江戸川乱歩と鳥羽

江戸川乱歩といえば、ペンネームで、アメリカの作家、エドガー・アラン・ポオからとったもの。また、青山剛昌の推理漫画「名探偵コナン」のキャラクター高校生探偵である工藤新一が薬で身体が子供にされてしまい、とっさに名乗った「江戸川コナン」の江戸川とは、まさに江戸川乱歩のことです。(コナンとは同じく小説家のアーサー・コナン・ドイルからとった)

さて、鳥羽市にゆかりのある江戸川乱歩でしたが、実は作品でも鳥羽市がでているものがあります。それは『パノラマ島奇談』(パノラマとうきたん)という中編小説。作中ではM県S郡と書かれているが、舞台は三重県の鳥羽(鳥羽は旧志摩郡=Shima郡)の離島であるとされています。

ご興味有れば是非そちらもご覧ください!