三重ブログ

三重の平成をたどる③_「記憶に刻まれた『K』の文字」

三重とコンビニ

平成の時代に発展した産業の1つに「コンビニエンスストア」があります。平成元年、全国16,500店ほどだったコンビニ店舗数は、平成の終わり2019年3月にはおよそ55,835店舗にまで増えました。

上位3社「セブンイレブン」(約20,904店)「ファミリーマート」(約16,420店)「ローソン」(約14,659店)の店舗は、全国いたるところに展開され、私たちは毎日、これらの店舗を見ずに過ごすことはないほどです。

全国に最多の店舗数を誇るセブンイレブンですが、三重県内で見かけるようになったのは、日常生活の中でコンビニを利用するようになった随分、後のような気がします。調べてみるとセブンイレブンが三重県初出店したのは、平成18年2月のこと。昭和49年、セブンイレブン第1号が東京の豊洲に登場してから、32年後のことでした。三重県第1号店は「桑名江場店 」です。

 

身近だったコンビニ「サークルK」

しかし、三重県に住む人たちにとって、コンビニといえば「サークルK」。自宅から、職場から、学校から1番近くてよく利用したのはサークルKだったいう方も多いでしょう。統合によりサークルKの店舗は次々とファミリマートに変わり、2018年11月、三重県内最後の店舗( 菰野桜野店、津結城神社前店、伊勢楠部店、 熊野有馬店など)が幕を閉じました。三重県内そして全国に、サークルKの姿はもうありません。

サークルKで販売されていたスイーツ類と焼きとりには根強いファンがおり、店舗とともにその商品がなくなることを惜しむ声があがりました。そんな中、伝説とまで言われた「窯だしとろけるプリン」はファミリーマートに引き継がれて販売中、そして、看板商品だった焼きとりは進化を遂げ「炭火焼きとり」として店頭に並んでいます。

平成とともに生き姿を消した「サークルK」。オレンジと赤の丸の中に「K」の文字が描かれたロゴは、アメリカ・アリゾナ州の放牧牛につける焼印が由来です。そして、店舗カラーのオレンジ、赤、紫はアリゾナの夕刻のイメージ(オレンジは空、赤は夕日で染まった山の端、紫は大地)を表現していました。そんなカラーも、今となってはなつかしく思い出されます。数えきれないほど目にした「K」の文字とサークルKカラーは、この三重県で家族や友人たちと過ごした平成の時間とともに、記憶の片隅に微かに刻まれていることでしょう。

(参考)
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会・統計データ
http://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン「企業情報」
https://www.sej.co.jp/company/tenpo.html

株式会社ファミリーマート「企業情報」
http://www.family.co.jp/company/familymart/store.html

株式会社ローソン「企業情報」
https://www.lawson.co.jp/company/corporate/data/about/

ニュースリリース平成18年2月15日付
https://www.7andi.com/library/dbps_data/_template_/_res/company/news/pdf/2006/0215_01.pdf