あられにお茶を注ぐ!三重県のソウルフード、あられ茶漬けとは?

  1. 三重全般

あられ茶漬けという食べ物を知っていますか。
三重県の広い地域で食べられている軽食で、田舎あられを使った、いわばアレンジレシピです。

あられにお茶をかけて食べるだけという、とってもシンプルながら、県民に愛されるあられ茶漬け。
シンプルだからこそ、様々なアレンジも登場し、飽きることなく楽しむことができます。

今回は、そんなあられ茶漬けの魅力をご紹介!

あられ茶漬けの作り方

お湯を沸かす

あられ茶漬けの作り方は、とってもシンプル。

  1. 田舎あられをどんぶりの半分くらいまで入れる
  2. どんぶりいっぱいになるよう、熱いお茶またはお湯を上からかける
  3. 塩を一つまみ入れる
  4. しばらく(好みによって1~3分程度)待つ
  5. 好みの固さまであられがふやけたらできあがり

ただこれだけのことなのですが、あられ単体で食べるよりもずっとおいしく食べることができます。
特に、適度にお湯を吸ったもちもちかつふわふわした食感は、あられ茶漬けでなければ味わえない魅力が。

また、温かいお茶をかけることで、あられの香ばしさが際立ち、香りと味の両面から堪能することができます。

田舎あられの作り方

もち米

あられ茶漬けに使う田舎あられは、現在はスーパーなどでも購入することができます。

しかし、元々は各家庭で作られていたもの。
スーパーの田舎あられも充分おいしいのですが、やはり手作りにはかないません。

家庭で作る場合の田舎あられの作り方は次の通り。

  1. もち米をふかし、餅を搗く
  2. その際、好みにあわせて醤油や塩、ごま、黒糖などを加える
  3. 搗きあがった餅を1cmくらいの厚さになるまで延ばす
  4. ある程度乾いたら、1×2cmくらいの大きさに切り分ける
  5. 切り分けた持ちを、数日かけて完全に乾かす

これを冬の間に、その年1年間で食べる程度の量を作っておきます。
そして、食べるときに食べたいだけ炒り、楽しんでいるのです。

おすすめ、あられ茶漬けアレンジ

塩こぶ

基本のレシピを紹介しましたが、あられ茶漬けにはひとりひとりの好みの数だけアレンジが存在。
ここでは、あられとの相性が良く、特にお勧めできるアレンジを紹介します。

緑茶と塩の代わりに、昆布茶や塩昆布を使う

あられの香ばしさに、昆布から出る出汁が加わり、一層深みのある味わいになります。

塩の代わりに黒糖や砂糖を加える

さり気ない甘みと、餅に含まれる塩味のバランスがとてもよく、日本らしく懐かしい味わいです。

ご飯を盛った上にあられをのせ、お茶漬けにする

お米×お米というとても斬新な組み合わせですが、あられのうまみがしっかり溶け出したお茶と、ほかほかのご飯の相性は以外にも抜群!

今回は、三重県のソウルフードあられ茶漬けについてご紹介しました。
食べたことがない方は、是非チャレンジしてみてくださいね。

千春

津市で生まれ育ち、大学進学を機に東京へ。都会での暮らしを満喫するも、津の海が恋しくなり地元に戻って就職する。現在は社労士堀内千春オフィス代表、ロジセンス取締役を兼任。趣味は旅行。海外は14か国、国内では沖縄県以外全県制覇。かわいいもの、おいしいものが大好き。

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