三重ブログ

文化の風吹く町、三重が生んだ文豪・文化人

三重県は、その美しく豊かな自然と、風光明媚な景観、脈々と続く歴史とでもって、感性豊かで才能あふれる人材を輩出してきました。
実は、誰もが知っている著名人・文化人で、三重県出身の人はたくさんいます。
今回はそんな中でも、特に文化的に意義ある功績を残した方々から、代表して3名紹介します。

 

ジブリ映画の生みの親 高畑勲

宮崎駿監督と並んで、スタジオジブリを立ち上げ・育て上げた監督として有名な、高畑勲監督。
高畑監督は、1935年10月、三重県宇治山田市(現在の伊勢市)に生まれました。
1938年には津市に転居し、幼少時代を伊勢市・津市の両市で過ごしています。

夏には必ずと言っていいほど放送される「火垂るの墓」や、再開発に伴う自然破壊問題に切り込んだ「平成狸合戦ぽんぽこ」、日本の美しさを存分に表現しきった「かぐや姫の物語」など、他に類を見ない作品を多く生み出した、日本アニメーション映画界の巨匠と言っていい存在です。

 

日本推理小説文化を開花させた文豪 江戸川乱歩

江戸川乱歩といえば、日本の推理小説文化を開花させ、大きく成長させた立役者ということができます。
そんな江戸川乱歩は、1894年、三重県名張市に出生しました。

明智小五郎という、彼が生み出した名探偵は、その名を知らない日本人はいないといえるほど、魅力あふれる有名なキャラクターです。
また、彼の代表作に、長編「パノラマ島奇譚」があります。
これは、ある男が死んだ男に成りすまし、彼の資産を使って、自分が長年夢見てきた理想郷をとある無人島に建設する、という物語です。
この無人島があるとされているのは架空の場所の設定ですが、M県S郡とされています。これは、三重県志摩郡(現在の鳥羽市)がモデルであるといわれています。

 

俳聖と呼ばれる唯一の存在 松尾芭蕉

三重県出身の文化人を語るなら、松尾芭蕉に触れずに筆をおくことはできません。
言わずと知れた日本の俳句の祖である彼は、1644年、伊賀上野(現在の三重県上野市)に生まれています。

日本全国を行脚し、数々の美しい俳句を作りまとめた句集、「奥の細道」は、最も優れた句集のひとつであることに、異論のある人はいないでしょう。
その他にも、彼は何度かの旅を通し、「笈の小文」や「更科紀行」など、紀行文を多く残しています。
中でも、「野ざらし紀行」では、東海道から伊勢、伊賀を経て関西へと、郷里である伊賀を始め、ゆかりのある地を歩いている、とても趣深い作品のひとつです。

 

多くの著名人を輩出している三重県

意外と感じる人も多いかもしれませんが、三重県は、多くの著名人を輩出している土地でもあります。
人は生まれ育った土地の影響を受け、感性を育てていきます。
三重県の持つ風光明媚な景観と深い歴史が、感性豊かで才能ある人材を育ててくれるのかもしれませんね。