三重ブログ

鳥羽発祥!世界に誇る三重の水産業「真珠養殖」の歴史

「海の宝石」と呼ばれ、上品でやわらかな輝きが魅力の「真珠」。
清楚で気品ある佇まいの中にも、可愛らしい華やかさを併せもつ稀有な宝石です。
三重は古くから水産業が盛んで、その中でも養殖真珠の全国シェアは51%を誇ります。
かの有名なジュエリーブランド「ミキモト」は三重県・鳥羽市が発祥で、豊かな自然と高い養殖技術が産み出す日本の真珠は世界で高い評価を得ています。

 

真珠養殖を世界で初めて成功させた日本人

今でこそ多くの人々に親しまれている真珠ですが、もともとは天然の貝から発見された「偶然の産物」でした。その稀少性は「1000個の貝に1個できるかどうか」というほど貴重なもの。
そのため、一部の特権階級の人しか身につけることができない非常に高価な宝石でした。
そんな高嶺の花であった真珠を世界で初めて養殖することに成功したのが、三重が生んだ実業家「御木本幸吉」です。
幸吉は世界に誇る日本のジュエリーブランド「ミキモト」の創業者であり、その功績から「真珠王」として名を馳せました。

 

発明王エジソンも絶賛した「真珠王」の偉業

若くして行商を始めた幸吉は、視察に訪れた横浜で地元・志摩の名産である真珠が高値で取引されていることに注目します。
そして、天然真珠が生まれるプロセスを学び、誰も成し遂げたことのない「人の手で真珠を作る」という夢を叶えるため奔走するのです。
1893年、35歳になった幸吉は、ついに相島(現在のミキモト真珠島)で世界初となる半円真珠の養殖に成功します。さらに12年後には、真円真珠の養殖にも成功。
「世界初の真珠養殖」という偉業を成し遂げた幸吉は、1927年の欧米視察の際に発明王エジソンと会見しています。
ミキモトの真珠を贈られたエジソンは、「動物学上からは不可能とされていた真珠を発明完成されたことは、世界の驚異です」と絶賛の言葉を送ったとされています。
世界中でこれほどまでに真珠が普及したのも、幸吉によって養殖技術が確立されたからにほかなりません。

 

三重にお越しの際は、ぜひ「ミキモト真珠島」へ!

鳥羽湾に浮かぶ「ミキモト真珠島」は真珠養殖発祥の地であり、島全体が総合レジャー施設となっています。
英国のエリザベス女王をはじめ各国の王族・貴族が訪れた歴史ある島は、年間観光客は約25万人、その1割が外国人観光客という世界からも注目される観光スポットです。
美術工芸品が展示される真珠博物館、ミキモトブランドや真珠島オリジナルのパールジュエリーを扱うショップ、レストラン、広大な野鳥の森、庭園……。
三重にお越しの際は、豊かな自然と真珠の魅力を存分に堪能できる「ミキモト真珠島」へぜひ足を運んでみてください。

※ミキモト真珠島

【営業時間】8:30〜17:30(季節によって変動あり)
【休業日】12月第2火曜日から3日間
【料金】大人1500円 小人(小・中学生)750円

● ペット入場可
● 車椅子・ベビーカー貸出、スタッフサポートあり
● 海女の潜水実演あり(全国でも見られるのはミキモト真珠島だけ!)