三重ブログ

焼き物の産地・伊賀 名窯元「長谷園」のつくる土鍋がすごい!

三重県伊賀市は、平安末期から鎌倉時代にかけて焼き物の産地として発展しました。
その背景には、伊賀が良質な陶土の産地であること、火を起こすのに最適な赤松が豊富なことなど、自然のもたらす豊かな恵みがあります。
とくに、伊賀の土で作られた土鍋は熱をじんわりと伝えるうえ保温性にも優れており、“究極の土鍋”と言われるほど。
今回は、全国的に有名な伊賀焼窯元・長谷園の炊飯土鍋「かまどさん」の魅力をご紹介します。

 

炊飯土鍋の最高峰「かまどさん」の魅力

土鍋で炊き上げたご飯を食べたことはありますか?
土鍋炊飯をした人は、口をそろえて「もう炊飯器には戻れない」と言います。それほど土鍋で炊いたご飯はふっくらとつやがあり、お米の甘みが際立つ美味しさなのです。
長谷園の土鍋「かまどさん」は、有名料理研究家をはじめ、土鍋炊飯を愛する人たちの間では“最高峰”との呼び声高い名品です。
その一番の魅力は、「火加減が難しい」という土鍋炊飯のイメージを払拭する手軽さにあります。研いだお米に決まった分量の水を入れ、しばらく浸して火にかければ、あとは火加減不要。吹きこぼれもありません。
「はじめチョロチョロ、なかパッパ……」のような火加減をしなくても、約30分ほどでふっくら美味しいご飯が炊きあがります。

 

「かまどさん」は倒産の危機を救った救世主

今でこそ土鍋界のトップブランドとして全国的に有名な長谷園ですが、元々は清水焼や信楽焼の下請け業や、建材用タイルの製造を主力とする会社でした。
長谷園のタイルで作られた陶壁画は、東京ドームや横浜・八景島シーパラダイスなどで見ることができます。
しかし、1995年の阪神淡路大震災をきっかけに経営が悪化。「タイルは重たく地震にも弱い」という理由で、次々と仕事がなくなってしまうのです。
そんな危機的状況の長谷園を救ったのは、4年の歳月をかけて完成させたこだわりの土鍋「かまどさん」でした。売上は80万個を突破し、「かまどさん」に続く多くのヒット商品も生み出しています。

 

時代を見据え、人々のライフスタイルに寄り添うものづくり

長谷園には、「かまどさん」のほかにも優れた商品があります。
たとえば、電子レンジで直火同様の炊飯・煮込み料理ができるレンジ対応土鍋。お米2合であれば約15分でご飯が炊けるとあって、家事の時短をしたい主婦やビジネスマン、火の扱いが心配な高齢者に人気です。
さらに、煙を出さずお家で簡単に燻製料理が楽しめる燻製土鍋。数年前からの燻製ブームを見事に捉えた商品で、お酒好きの方やホームパーティーを楽しむ方におすすめです。
長谷園は常に時代を見据え、人々のライフスタイルに寄り添ったものづくりをすることで、伊賀焼という伝統文化を次世代に繋いでいます。