三重ブログ

実は東海道にも海路はありました。その発着港が桑名市の七里の渡跡です

以前、この三重ブログで国道42号線が海路にもなっていることをお伝えしましたが、江戸時代の有名な東海道にも海路でつながっている区間がありました。
それが、「七里の渡し」。
桑名市には、この発着港だった「七里の渡跡」があります。
このスポットは異国情緒にあふれ、カメラのシャッターを切るたび、中世の絵画のような光景を切り取ることができます。
これからの時期、水辺の涼風を感じながら爽快な散策をしてみませんか?

 

七里の渡し、昔と今

1601年(慶長6年)に江戸と京都を結ぶ東海道が制定されましたが、その当初から桑名宿と宮宿(現名古屋市熱田区)間は、渡り船で行くように定められました。
その海路が満潮時で七里だったことから、「七里の渡し」と言われます。
長良川と揖斐川が合流する桑名市の河口には、かつて船渡場だった「七里の渡跡」があります。
ここは伊勢国の東の玄関口であるため、江戸時代に伊勢神宮の「一の鳥居」が建てられました。それ以来、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられているそうです。

 

実際に歩いてみた

桑名七里の渡し公園駐車場に停めて、公園を散策したら、そのまま河川敷を河口へと向かいます。
途中にある桑名住吉神社も、ぜひ立ち寄ってほしいポイントです。神社というと、うっそうとした木々に囲まれているのが多いですが、ここは、背景に遮るものがありません。だから青空を背景に鳥居や社殿を撮影できます。
そこから防波堤沿いを歩くとすぐに「七里の渡跡」にたどり着きます。
由緒を感じる石碑の向こうには、伊勢神宮の「一の鳥居」、さらに遊歩道の先に蟠龍櫓があります。
川の水面に乱反射する太陽の光を受けて広がるこのスポットは、空を遮る電線もなく、開放感でいっぱい。
また、水路沿いには船が並び、まるで水運の都市ベネチアのようで、夢中になってカメラのシャッターを切り続けていました。

 

詳細・アクセス

■住所
桑名市東船馬町

■アクセス
【徒歩】桑名駅東口より徒歩約20分
【バス】「本町」で下車、徒歩約5分
【車】
桑名インターチェンジから約15分
桑名東インターチェンジから約15分
湾岸桑名インターチェンジから約15分

■桑名市観光ガイド公式サイト
http://kanko.city.kuwana.mie.jp/machi/shichiri/

 

歴史ロマンが待っている

七里の渡跡は、歴史ロマンに満ちています。

ここから陸路の東海道が再び始まり、当時お伊勢さん参りに多くの人が通行した往時を思い浮かべると、感慨深い気持ちになりました。
そして、七里の渡跡は教えてくれます。
繋がっていないようで、すべて繋がっているのだ、と。
陸路と海路も、過去と未来も、人と人も。
目では見えないからこそ、それは美しいものなのかもしれません。