各県や地域には、地元ならではのご当地スーパーがあります。
例えば、三重県で言えば「ぎゅーとら」がそれにあたるでしょう。
伊勢を中心に展開するぎゅーとらでは三重の名産品などを販売しており、さらに最近ではネットからの注文も受け付けているため、三重の食を全国へ届けることも可能としています。
地元だけでなく県外の方からも注目を集めているご当地スーパーなのです。
この記事では、そんなぎゅーとらの歴史や特徴、魅力などの情報を徹底解説していきます。
ぎゅーとらの歴史
ぎゅーとらは1964年に設立された、三重県伊勢市西豊浜町に本社を構える食品スーパーです。
前身は、1929年に清水虎吉氏が大阪市で開いた精肉店「うし虎」であり、1949年には伊勢市に店舗を移転、同年7月に「清水産業」として法人化しました。
今では「ぎゅーとら」として親しまれていますが、社名がぎゅーとらに変更されたのは2002年の5月の事。
元は精肉店として始まったぎゅーとらですが、現在では28店舗も展開する大型スーパーへと成長しています。
ぎゅーとらの魅力
ぎゅーとらの魅力は、なんと言っても三重の沢山の名産物が手軽に購入できる点にあります。
例えば、伊勢の代表的な食文化である『伊勢うどん』や、ごはんのおかずやおつまみにも適しているサメの干物『さめたれ』、産地直送の『松坂牛』など、多くの名産品をご家庭で楽しむ事ができます。
また、地元の方から愛されている理由には、その品揃えの豊富さや価格の安さも挙げられるでしょう。
常時新鮮な海鮮物や野菜などを取り揃えており、更には美味しい惣菜も低価格で購入する事が可能です。
また「来店ビンゴ」や「とらの日スペシャル」など、ショッピングポイントを沢山獲得できるイベントも多く、地元の方は毎日楽しく買い物を行うことができます。
地域とのふれあい
ぎゅーとらは、地元である三重県との交流も欠かしていません。
例えば、伊勢茶で知られる三重県多気郡にある川原製茶での茶摘や、地元農家の畑での収穫祭など、また地産地消運動の推進のために県が企画した「みえ地物一番の日」の協賛も行っています。
ご当地スーパーとして、地域とのふれあいも大事にしているのです。
優良企業「ぎゅーとら」
地元民に愛されているぎゅーとらですが、実は売上高は360億円以上、雇用従業員数は約1,500人という優良企業でもあります。
あの食品の安さや品揃えの豊富さなどは、緻密な経営戦略の上で成り立っているのです。
これまでも、そしてこれからもぎゅーとらには、三重県のご当地スーパーとしての活躍に期待したいところです。