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三重県は鍵の出荷金額日本一!でも県民は防犯に疎いという現実…
「三重県は鍵の出荷金額日本一」というのは、みなさん知っていましたか?
三重県民であっても中々知らない情報かもしれません。
一方で、防犯には疎いとされるデータも。
今回の記事では鍵にまつわる三重県のお話についてまとめていきます。
三重の鍵の生産を支える美和ロック
錠・かぎ品目で全国シェア46.3%、出荷額32,555,000,000円を誇る三重の鍵産業。
参考:経済産業省【平成30年工業統計調査】
三重には住宅の鍵メーカーとして国内最大手の「美和ロック」主要工場4つのうち2つが三重にあります。
そのうちの一つである玉城工場は生産量の70%を占めている主力工場となっています。
工場は東京ドーム3個分の広い敷地にあり、開発技術センターも併設していて約1,000人が従事。
1人が複数の工程を管理する独自の「大規模多品種少量生産~出荷」システムを採用しており、三重県民の技術力でMIWAの鍵作りを支えているのです。
参考:美和ロック
三重に馴染みが深く、近隣では知り合いに従事している方がいるという方も多い環境にあります。
MIWAの工場があっても防犯意識は別
住宅の鍵メーカー国内大手のMIWAがあり鍵の生産量日本一という環境なら、三重県民は防犯意識も高いのでは?
と、思われがちですが、実はそうではないんです。
住宅侵入盗認知件数は全国12位、悲しいことに住宅侵入盗検挙率は全国ワースト2位と、防犯対策がしっかりなされているとは言いづらい状況。
参考:HOME ALSOK研究所【全国治安ワーストランキング2020】
もう少し防犯意識を持ったほうがいいのではと懸念があります。
防犯意識は鍵の生産量に比例せず
折角ですので、ここでひとつ防犯のアドバイスをしておきましょう。
家に帰ったら、あなたの家の鍵穴を見てみてください。
鍵穴が縦向きで、ひらがなの「く」の字の形をしていたら要注意。
メーカーがMIWAホームであれば鍵もチェックして、キーの両側に刻みがあるようであれば、その鍵穴は「ディスクシリンダー」である可能性が高いです。
ディスクシリンダーの鍵穴はピッキングや破壊に対する耐久性が低く、一説には熟練の空き巣なら数秒で解錠できてしまうとも言われている、かつて全国に7000万個普及していたシリンダーです。
すでにMIWAホームでは製造を終了していますから、今後は減って行く一方。
空き巣にとっては「今がチャンス」の狙い目という訳です。
1万円足らずで防犯性の高い鍵に交換出来ますので、もしも上記のテストで該当した方は、お近くの鍵屋さんに相談してみては如何でしょうか。