実は東海道に海路がある!その発着港が桑名市の七里の渡跡です

  1. 三重北勢

江戸時代の有名な東海道に、海路でつながっている区間がありました。
それが、「七里の渡し」。
桑名市には、この発着港だった「七里の渡跡」があります。
このスポットは異国情緒にあふれ、カメラのシャッターを切るたび、中世の絵画のような光景を切り取ることができます。
これからの時期、水辺の涼風を感じながら爽快な散策をしてみませんか?

七里の渡し、昔と今

七里の渡跡画像

1601年(慶長6年)に江戸と京都を結ぶ東海道が制定されましたが、その当初から桑名宿と宮宿(現名古屋市熱田区)間は、渡り船で行くように定められました。
その海路が満潮時で七里だったことから、「七里の渡し」と言われます。
長良川と揖斐川が合流する桑名市の河口には、かつて船渡場だった「七里の渡跡」があります。
ここは伊勢国の東の玄関口であるため、江戸時代に伊勢神宮の「一の鳥居」が建てられました。それ以来、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられているそうですよ。

実際に歩いてみた

桑名七里の渡し公園駐車場に停めて、公園を散策したら、そのまま河川敷を河口へと向かいます。
途中にある桑名住吉神社も、ぜひ立ち寄ってほしいポイント。神社というと、うっそうとした木々に囲まれているのが多いですが、ここは、背景に遮るものがありません。だから青空を背景に鳥居や社殿を撮影できます。
そこから防波堤沿いを歩くとすぐに「七里の渡跡」にたどり着きます。

七里の渡跡画像

由緒を感じる石碑の向こうには、蟠龍櫓があります。
川の水面に乱反射する太陽の光を受けて広がるこのスポットは、空を遮る電線もなく、開放感でいっぱい。
また、水路沿いには船が並び、まるで水運の都市ベネチアのようで、夢中になってカメラのシャッターを切り続けていました。

七里の渡跡

詳細・アクセス

■住所
桑名市東船馬町
■アクセス
【徒歩】桑名駅東口より徒歩約20分
【バス】「本町」で下車、徒歩約5分
【車】
桑名インターチェンジから約15分
桑名東インターチェンジから約15分
湾岸桑名インターチェンジから約15分
■web
桑名市観光ガイド公式サイト

歴史ロマンが待っている

七里の渡跡画像

七里の渡跡は、歴史ロマンに満ちています。
ここから陸路の東海道が再び始まり、当時お伊勢さん参りに多くの人が通行した往時を思い浮かべると、感慨深い気持ちになりました。

そして、七里の渡跡は教えてくれます。
繋がっていないようで、すべて繋がっているのだ、と。
陸路と海路も、過去と未来も、人と人も。
目では見えないからこそ、それは美しいものなのかもしれません。

The Inabes

いなべ市を拠点とするクリエイター・デュオ。紙媒体やweb用のカメラ撮影、ライティング、デザイン等を行う。メンバーはunとQ。unは山沿いの三重県内キャンプ場に入りびたるアウトドア派。Qは愛する北勢を舞台にした小説執筆が趣味のインドア派。

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