ラピュタ感満載! 鉱山とトロッコ電車の熊野市紀和町

  1. 東紀州

レトロというより、アニメの世界のようだ、と言う方がいいのかもしれません。
かつて東洋トップクラスの鉱山として栄えた熊野市紀和町で、目に飛び込んでくるのは、日常ではまず見かけない、珍しいものばかり。
トロッコ電車に坑道、選鉱場跡、豊かな自然、……そう、ここはラピュタの世界を彷彿とさせてくれます。
気が付いたら、感嘆の声をあげながら夢中でカメラのシャッターを切っていました。
ここの鉱山の歴史はとても古く、何と、1200年以上前から銅などを採掘していたそうです。

今回は、ファンタジーのストーリーが始まりそうな熊野市紀和町をご紹介します。

トロッコ電車の瀞流荘駅からスタート

瀞流荘駅画像

ワクワクしながら、まず最初に向かったのは、トロッコ電車に乗れる瀞流荘駅。
トロッコ電車は、ここから湯ノ口温泉駅まで1区間約1キロメートルを運行します。

トロッコ電車画像

プラットフォームが古めかしくて、心を奪われます。
まるで、物語の舞台のような光景。
近づくともっとビックリするものが見られます。

トロッコ電車画像

それが、コレ!
電車そのものが、もはやアンティークです。
この電車は、昔、実際に使われていたトロッコを再利用し、バッテリーで動いています。

トロッコ電車画像

電車の中も、レトロ感でいっぱい。
採掘をしていた労働者の息遣いが聞こてきそうですね。

トロッコに揺られて、トンネルを進む

トロッコ電車画像

いよいよ、トロッコ電車が出発進行!
約1キロメートル10分ほどの、ささやかな旅が始まりました。
かつての坑道だったトンネルの中を進みます。テーマパークのアトラクションの乗り物のようで、暗闇の光景は見ごたえ十分。
一般的な電車の乗り心地とは違って、車体の揺れをダイレクトに感じますが、それも味があっていいものです。

湯ノ口温泉駅に到着

トロッコ電車画像

湯ノ口温泉駅に到着。
ここで小さな旅は終わりです。
トロッコ電車の運賃には、温泉の入浴券とセットになったものもあるので、ぜひご利用ください。

熊野市紀和鉱山資料館もぜひ見てほしい

熊野市紀和鉱山資料館画像

熊野市紀和町に来たら、一緒に立ち寄っていただきたいのが、熊野市紀和鉱山資料館。

熊野市紀和鉱山資料館画像

館内には、かつて使っていた本物のトロッコや鉱山の道具などが展示されていて、鉱山の歴史を深く知ることができます。

紀州鉱山選鉱場跡

また、熊野市紀和鉱山資料館から歩いてすぐのところには、こんなファンタジックなスポットが!
これは、紀州鉱山選鉱場跡。段々に設置されたコンクリートの柱は巨大で、迫力がありました。

熊野市紀和町は、アニメの世界のような光景に出会えて、世代を超えて楽しめます。
このワクワクを、ぜひ、あなたも体感してみてくだしい。

詳細・アクセス

トロッコ電車画像

トロッコ電車、瀞流荘駅
■場所
〒519-5417 三重県熊野市紀和町小川口215
■休業日
年中無休
■web
観光三重公式サイト内「トロッコ電車(坑内電車)」
■アクセス
Googleマップ
【車】
熊野尾鷲道路、熊野大泊ICから約40分

熊野市紀和鉱山資料館画像

熊野市紀和鉱山資料館
■場所
〒519-5413 三重県熊野市紀和町板屋110-1
■開館時間
午前9時 ~ 午後5時
※入館は閉館の30分前まで
■休館日
月曜日、12月29日~1月3日
(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)
■web
熊野市紀和鉱山資料館公式サイト
■アクセス
Googleマップ
【車】
熊野尾鷲道路、熊野大泊ICから約40分

The Inabes

いなべ市を拠点とするクリエイター・デュオ。紙媒体やweb用のカメラ撮影、ライティング、デザイン等を行う。メンバーはunとQ。unは山沿いの三重県内キャンプ場に入りびたるアウトドア派。Qは愛する北勢を舞台にした小説執筆が趣味のインドア派。

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