三重での子育て、コロナ禍でもたくましく

  1. 三重全般

現在、小学生の母でもある筆者。普段は放課後児童クラブに従事しています。
子育てを語るほど多くの経験は積んでいませんが、普段子供達と接する中、三重での子育てで感じたこと、そしてこのコロナ禍において思うことを綴ってみました。

触れ合いとコミュニケーションを活かした子育て

触れ合いとコミュニケーションを活かした子育て

東京で育ち、結婚を機に三重に移住し、出産、そして育児。
都会で子育てをしたわけではないので、一概に都会の子育てを悪く言うつもりはありません。
ただ実体験として、都会よりも四季折々の空気、自然の変化を肌で感じることが出来る三重県では、やはりその空気を子供に直接触れ合わせる機会は沢山あると感じています。

また、近所付き合いがある地域では、通学路で大人の人に合えば、「おはようございます」「こんにちは」「おかえり、ただいま」など直接知合いの方でなくても言葉を交わすこともしばしば。
子供が小さかった頃、おんぶしながら犬の散歩をしていた時には、近所の方にもよく声をかけてもらったものです。
そういったコミュニケーションは、心がほっと温かくなりますし、特に故郷を離れ小さい子を抱え自分にとっては何よりも心強かったことを覚えています。

しかし、自分の子供時代と比べて、放課後や休日に外にいる子供の数は三重においてもとても少なくなったと感じています。これはコロナ前でもそう。単純に子供が少なくなったというのもありますが、様々な社会や環境の変化で、外で遊ぶことが安全と言えなくなったのも確かです。子供の声が聞こえないのはやはり寂しいものです。

大人も子供も人との付き合いが希薄になってきている昨今、けれど子育ては決して一人ではできません。
そういった観点からも、地域で見守れることが大切だと感じています。

三重は遊びの宝庫

三重は遊びの宝庫

海、山、川、田んぼ…虫取りに魚釣り、前項でも述べましたが、三重県は自然豊かな土地であるからこそ、遊びの宝庫。
昔から変わらない遊びは時代が変わっても子供の頃に様々な経験をして育ってほしいものです。
その経験は大きな財産となって成長の糧になると思っています。

また、自然だけではなく、三重県には子供向けの大型施設や公園も充実しています。
その中の幾つかご紹介。

■ みえこどもの城
松阪市中部台公園の中にある県立の大型児童館です。
中では様々なイベントや遊びのスペースなどがあり、子供達が色々な経験をしながら楽しめる場所です。

■ 中勢グリーンパーク
津市最大級の公園、大きな大型遊具もあり天気の良い日には家族揃ってお弁当食べながらのんびりな休日を過ごしてみてはいかがですか。

■ 五桂池ふるさと村
勢和多気ICから約5分、多気町にある動物園や果物狩り、バーベキューなども楽しめるレジャー施設。
食堂もあるので手ぶらで遊びに行けます。

三重県には、北から南までまだまだ沢山の施設があります。
ぜひ季節に合わせたレジャーや体験を楽しんでいただきたいです。

コロナ禍での子供たち

コロナ禍での子供たち

私たち大人も経験したことのない状況が二年近くも続いています。
この先もまだどうなるか見えない中、それでも子供達は様々なことを学びながらたくましく成長しています。

昨年入学した子供たちは、入学式当日からマスクをして、友達とも密にならないように授業をし、声を出さずに給食を食べる。黙食という言葉もこの一年で聞くようになりました。
学校は勉強も大事ですが、それ以上に大切なことはやはり人とのコミュニケーション。
人と触れ合い、会話し、相手の表情を読み取る、これこそ大切なことだと思っています。

この状況下で育った子供たちに、今の生活が数年後、数十年後にどう影響を与えるのか、私たちにも答えは分かりません。
しかし今しかできなかった小さな経験でも着実に経験の積み重ねとして大切にしていって欲しいなと思っています。
またいつかはマスクを外して、友達や先生と沢山触れ合いながら、笑顔を見せ合うことが出来る日が待ち遠しいです。

GIGAスクール構想、学校のICT化 三重県は…

GIGAスクール構想、学校のICT化 三重県は…

上記の様にコロナ禍において様々な環境の変化の中、「オンライン授業」というのも全国的に広まりました。
特に2021年8月に発出された三重県全域における緊急事態宣言下において、小・中学生のオンライン授業が多くの学校で取り入れられたと思います。

令和3年3月に発表された文部科学省による全国調査で、教育のICT(情報通信技術)化の県別調査が行われました。
①『普通教室の無線LAN整備率』では、三重県は全国2位の95.7%
②『授業にICTを活用する指導力』では、三重県は全国6位の76.6%
と、高水準で活用されていることが分かりました。

■参照:文部科学省 令和2年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(令和3年3月1日現在 速報値)
※調査対象: ①全国の公立学校(小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校)
②全国の公立学校の授業を担当している全教員

このように三重県では、全国的に見てもICT化に積極的に対応していることが分かります。
我が家の子供も約一か月のオンライン授業を体験しました。一人に一台の端末が与えられていることは、この状況の中、大変ありがたいことです。

しかし親としてその環境を見守り、まだまだ課題もあると感じたのも事実です。
オンラインが始まった当初は、やや緊張感もあるためか夏休みの延長とは言え、授業に取り組む姿も真剣でしたが、約一ヵ月もすると他の子供達を見ても授業に対する姿勢にゆるみが出てきているようにも見えました。
中には、外で友達と思い切り遊べないストレスを感じる子、授業中でも授業以外のことに気を取られてしまう子…
突然の環境の切り替えに対応するのは大人も子供も戸惑うのは当然です。

文部科学省は2019年12月に『GIGAスクール構想の実現へ』と題し、

1人1台端末は令和の学びの 「スタンダード」
多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、 子供たち一人一人に公正に個別最適化され、
資質 ・ 能力を一層確実に育成できる教育ICT環境の実現へ

文部科学省 GIGAスクール構想の実現について

と、掲げています。

これからの時代、きっと今の子供はこれがスタンダードになるのかもしれません。
しかし、冒頭にお話したような、自然と触れ合う、人とのコミュニケーションなど、昔から続く大切なものも無くさずに、今の大人がそれをしっかりと守って、バランスの取れた子育て環境を作ってあげていきたいなと感じています。

花乃音

東京生まれ。結婚を機に三重県伊勢市に移住。
現在は子供に関わる仕事に従事。
自然豊かなこの地で、“その瞬間”の幸せを探す日々。
花と緑と広い空、そして鳥の声を聞きながら、愛犬と過ごす時間が何よりもの癒し。

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