強面マスター、実は優しい。伊勢のメンズ美容院ムッシュクラブ

伊勢神宮外宮近くにメンズにはぜひともおすすめしたい美容院がある。「髭切処理紳士倶楽部」と書いて「Monsieur Club」（以下、ムッシュクラブ）。今回はプライベートサロン「ムッシュクラブ」について紹介していきたい。

メンズ専用美容院ムッシュクラブ

何故か剥製に取り付けられた「髭切処理紳士倶楽部」の文字

「ムッシュ」（Monsieur）とは、中世フランス語において閣下を意味する言葉であり、現在ではすべての男性への敬称として使われている。そんな「ムッシュ」を店名に利用。「ムッシュ」な「クラブ」、ムッシュクラブさんはメンズ専用の美容院としてこの名前を選んだ。

強面マスターは実は超絶優しい人

この日は20時に予約した、入り口を撮るとしたら人影が…！

ムッシュクラブさんに初めて入った人はまず、その「入れ墨」に驚くだろう。そもそもムッシュクラブさんの2階がタトゥースタジオの「彫いち」さんなのだけども、まさかその1階にも入れ墨バリバリ入っている人が居るとは思いもよらない。

腕が入れ墨で大変なことになっている

頭もキャンバス

手や腕も、頭も見えている範囲、いろいろなところに入れ墨が…！

「あれ？僕、怖いところ来たのか？」と、正直最初はそう思ってしまった（すみません）。でも実際はそうじゃない。

最高の笑顔をいただきました

ムッシュクラブのマスターめちゃくちゃ優しい人だっった。

なんでメンズだけにしたの？

予約したら夜もやってる

どうしてメンズだけにしたのか聞いてみた。

「男性って、オシャレしたいしかっこよくなりたいけど、美容院行くのはなんかなーって人がやっぱいるんですよね。そんな人達に気軽に立ち寄ってもらえるような場所、そういう場所を作ってみたんです。なのでメンズオンリーなプライベートサロンなんです。」

「髪切らなくても遊びにくるだけでも全然大丈夫、溜まり場にしたい、溜まりにきた人達が繋がって面白いことがおこればなぁ…なんて（笑）」

たしかに、男性の中にはそういう考えを持っている人もいる。正直僕自身も『美容院…うーむ。』ってなってしまう。一定数の男子はそういうめんどくさい考えを持っちゃっている。なのでこのムッシュさんの考え方ってのはすごくメンズな考えなんですわ。メンズの皆さんぜひ共感を。

（ちなみに、『あと、話すの苦手なので男性ならあんまり話さなくて良いからってのもあります』と、ポロッと教えてくれた）

よくムッシュクラブさんを利用させてもらっているが、ほんと遊びに来る人だけも居る。ちょっとした近況報告をしに来る人や、冷蔵庫にある瓶ウィルキンソンを飲んで漫画読んで帰るなんて人もいる。ムッシュクラブはそういう場所なんだなと。まさに、メンズたちのたまり場。

メンズが吸い込まれる空間

男子って好きでしょ？こういうソファー（好きです）

ムッシュクラブさんといえば、内装や置いてあるアクセサリー類もすごい「メンズ」を意識している。

積み上げられた漫画の数々…ソソる！

「スラムダンク」（著、井上雄彦）や「AKIRA」（著、大友克洋）は当然のように置いてあるし、本物の鹿の剥製やレザーなかっこいいシート…「男の子ってこういうの好きやん？」がめっちゃ置かれている。これは…来たくなる。また来たくなる空間になっている。平たく言うとメンズに刺さってしまう空間ができてしまっている。

何故か服も売っている。置き方がもう、好き。

これは、もうメンズは好きになりますわー。いや、そもそもおしゃれすぎるし、惹かれない理由がない。

夜遅くまでやっているのは？

僕が終わったあともお客さんが来ました

ムッシュクラブさんは、結構遅い時間までお店が空いている。理由としてはこの近辺の飲食さんたちや仕事終わりに急に髪を切りたくなった人たちが来るからだそう。たしかに伊勢市駅周辺のこのあたりには飲食がたくさんあり、マスターが男性のお店もたくさんある。そうなってくると多忙なあの人達は一体いつ髪を切ればいいのだ…そう、夜のムッシュクラブに訪れるのだ。