こんな三重弁が使いこなせれば、あなたも間違いなく三重県人!

  1. 三重あるある

「三重弁ってかわいいよね」
そんな言葉を聞くたびに、三重弁ってやっぱりいいよね~と思う気持ちが強くなります。

以前『三重弁の「ささって」「はしかい」って何のこと?変わった三重の方言紹介します』では、三重のおもしろ方言を紹介しました。

そこで、今回は語尾や言い回しに注目し、普段の会話で何げなく使っている三重弁をご紹介します!関西弁とも少し違った三重ならではの表現を見てみましょう。

「~やに」「~に」が語尾についたら三重県人

松阪牛の銅像/「~やに」「~に」が語尾についたら三重県人

「~だよ」「~よ」の代わりに、

「今日は仕事やに」
「明日は晴れるに」

というふうに、やに、やに言うのが三重県人。

私たちは自然に使っているけれど、県外の人からすれば真似したくなるほど気になるらしいです。
そして、これがかわいい三重弁のトップではないかと。

さらに「やんやん」を使いこなせればれっきとした三重県人

会話するネコ/「やん、やん」を使いこなせば三重県人

「やん」は否定と強調のセット使い。
「できないじゃないか」を「できやんやん」と言います。

また「できるやん?」(できるでしょう?の意)というふうに、同意の「やん」もありますよね。

会話中に「そやん」「せやん」、「そうそう~」の意味でただの「や~ん」と使えば、ネイティブレベルです!

理由の「で」を自然に使えるのが三重県人

なぜ?に答える時に理由の「で」を使ったら三重県人

「~から」「~だから」「~なので」を「~で」で表現するのが三重県人。


「昨日帰りが遅なったで、行けやんだ」=「昨日帰りが遅くなったから、行けなかった」

「遅なったで」を「遅なったもんで」と言う人もいます。

理由の「で」って、標準語じゃなかったんですね!?

語尾に「~な」を無意識に多用するのが三重県人

語尾に「~な」を無意識に多用するのが三重県人

「昨日、友達から電話があって、元サンバレーのイオンにラーメン屋ができたと言うから行ってみたよ」

「昨日、友達から、電話があって、元サンバレーのイオンに、ラーメン屋ができたと言うから、行ってみたわ」

「~な、~な」をたくさんつけて会話ができたら、

三重弁マスターも近いはず!

「~おいん」「~おいな」を日常使いで完璧な三重県人

「~おいん」「~おいな」を日常使いで完璧な三重県人

何かを勧める時に使う「~おい」「~おいん」

「早く帰っておい」
「早く帰っておいん」

は、「早く帰っておいでよ」「早く帰って来なよ」の意味です。

さらに強く勧める時ややわらかい命令形になると、

「早く帰っておいな」

となります。

語尾の「~おいん」「~おいな」は、「おいでよ」より言いやすい気がするのは、三重県人だけ!?

おわりに

私は名古屋生まれ名古屋育ちの友達ができた時、理由の「で」が標準語でないことを知りました。(笑)

今回、ご紹介した語尾や言い回しが会話の中で自然に出てきたら、あなたは間違いなく三重県人です!!

Ninomi

ライター。旧久居市生まれ旧久居市育ち。大学時代を京都で過ごした後、三重に帰る。その後、四国、大阪、韓国、東京と様々な場所に住むものの、心はいつも三重県人。海・山・川があり、魚・肉・野菜、そしてお酒がおいしい三重は日本一の場所だと思っている。趣味は野球観戦、料理、スクラップブッキング。

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