テレビ番組で東海No.1に選出!いなべ市の「魔法のぱん」

  1. 三重北勢

パン屋がひしめき、ベーカリー戦国群雄割拠のような状態になっているいなべ市。
この中で、東海地区ナンバーワンに選ばれた、超一流のパン屋があるのをご存知でしょうか?
それは、いなべ市にある、魔法のぱん。

東海テレビ「タイチサン!」(毎週日曜、ひる12時放送)で3月に放送された「今食べたい!絶品パンランキング2022」で、見事、第1位に輝きました。
番組では、パンの評論家がその技術とセンスを高く評価しています。

今回は、この東海地区のキング・オブ・パン屋、魔法のぱんをご紹介します。

魔法のぱんは三重県いなべ市の市役所内にある!

にぎわいの森魔法のぱん画像

魔法のぱんがあるのは、都市空間のアベニューや商店街ではなく、何と、市役所の中!
いなべ市役所内には、全国でも珍しい行政がつくったナチュラル系コンパクト商業施設「にぎわいの森」があり、ここに店舗があります。

にぎわいの森魔法のぱん画像

魔法のぱんは、いつも長蛇の列ができる人気店。
遠方からも多くの人がこのパンを求めて訪れます。

にぎわいの森魔法のぱん画像

どのパンも絶妙に調理され、何より価格がリーズナブル。
最近まで流行していた高級路線のパン屋とは一線を画し、日常を豊かにしてほしい、というオーナーの想いが詰め込まれています。

至高のパンを生み出す、鬼才のオーナー、狩野義浩さん

にぎわいの森魔法のぱん画像

この逸品の数々を生み出すオーナーがこの方!
狩野義浩さんです。
名古屋市瑞穂区にも「プーフレカンテ」というパン屋の名店を経営していますが、狩野さんはほぼいつも魔法のぱんで作業していて、この地だからこそできる味わいを追及しています。

驚くべきは、狩野さんのパンに対する熱量の高さ。
謙虚に知識を重ね、美味しさで常に今よりも高みを目指そうとしています。

新しい小麦に出会ったら、少量をトースターで焼いて香りやのどごしの心地よさを比較したり、小麦の配合を思案したりと、自分の技術を進化させ続けているんですよ。

にぎわいの森魔法のぱん画像

フランスで修行した経験と、日本での長いキャリアを重ねたパン業界のレジェンド的存在ではありますが、本人は常にチャレンジャーのように魂の若々しさを決して失いません。

狩野さんは毎日、寝る間を惜しんでパンをつくり続けます。
その原動力は、食べて喜んでいただけるお客様の笑顔だそうですよ。
どの職業でも、笑顔が具体的にイメージできたり、直接感じ取れることで人は大きく変われるのだ、と狩野さんは教えてくださいました。

食べた人を幸せにする魔法のような逸品の数々

にぎわいの森魔法のぱん画像

これが、魔法のぱん一番人気の食パン。
その名も、店名と同じで、ズバリ「魔法のぱん」です!
価格は、1本(2斤分)で、580円(税込)。
マーガリンなど余分なものを一切使わず、小麦そのものの美味しさをダイレクトに感じさせてくれます。

生クリームたっぷりで甘みのある高級パンとは対極にある、ナチュラル系の味わいで、毎日食べたくなれるようにつくられた、狩野さん渾身の商品です。

にぎわいの森魔法のぱん画像

これも、超人気の「ぶとうぱん」。
個人的には、これが一番です。
価格は、1本(2斤分)で、680円(税込)。
甘さを控えたレーズンのしっとり感と、程よい酸味がたまりません。
狩野さんによると、うっすらと焼いてバターを塗って食べるのがベストとのこと。
そのままでも十分、満足しますよ。

にぎわいの森魔法のぱん画像

季節のフルーツを使ったデニッシュは、狩野さんの真骨頂とも言える商品です。

今の時期は、贅沢なシャインマスカット!
価格は、1個、230円(税込)。
パリパリの生地と、狩野さんの魂がこもったカスタードクリームは、フルーツとの相性が抜群です。

今はないですが、冬のシーズンに出る「りんごのデニッシュ」(230円税込)は特に有名ですよ。

にぎわいの森魔法のぱん画像

魔法のぱんは、総菜パンも含めてどれも、趣向を凝らした格式高いものでは決してありません。
むしろ、多くの人が親しみと愛着を感じるような種類のものばかり。
しかし、食べるとその一品一品のクオリティが高くて驚きます。

にぎわいの森魔法のぱん画像

小さい頃、パンを食べて幸せになった記憶を呼び覚ませてくれる、メルヘンなお店。

魔法のぱんに来ると、まさに魔法がかけられているような、不思議なパンたちに出会えますよ。

魔法のぱんの詳細・アクセス

にぎわいの森魔法のぱん画像

■場所
三重県いなべ市北勢町阿下喜31 にぎわいの森内
(Googleマップ)
■営業時間
午前9時00分〜午後6時00分
■定休日
火曜日・水曜日
■アクセス
【車】
東海環状自動車道、大安ICから約15分
東名阪自動車道、桑名ICから約30分
【徒歩】
三岐鉄道北勢線、阿下喜駅から約25分
■web
Instagram @mahou.nopan

The Inabes

いなべ市を拠点とするクリエイター・デュオ。紙媒体やweb用のカメラ撮影、ライティング、デザイン等を行う。メンバーはunとQ。unは山沿いの三重県内キャンプ場に入りびたるアウトドア派。Qは愛する北勢を舞台にした小説執筆が趣味のインドア派。

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