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なぜ二見興玉神社にはカエルの置物が沢山あるのか?

なぜ二見興玉神社にはカエルの置物が沢山あるのか?

夫婦岩が有名な観光スポット、三重県伊勢市の「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」。

その名の通りまるで夫婦のように並んだ2つの岩が見どころです。

夫婦円満や良縁にご利益があるとされ、全国各地から訪れる人々が後を絶ちません。

そんな二見興玉神社の境内では、なぜかカエルの置物がたくさん見かけられます。

「そもそもなぜカエルなのか?」この謎について解明していきましょう。

二見興玉神社ってどんな神社?

夫婦岩

二見興玉神社は、御祭神に猿田彦大神をまつる神社です。

三重県の神社・神宮といえばやはり伊勢神宮が有名どころですが、”夫婦岩”のある二見興玉神社も、全国的にその名が知られています。

神社正面に位置する夫婦岩は、大きい岩が男岩・小さい岩が女岩とされ、大注連縄でしっかりと結ばれています。

男女間での縁結びを象徴しており、夫婦やカップルで訪れる観光地としても人気です。

カエルの置物がいっぱいあるのはどうして?

二見興玉神社 カエル

二見興玉神社境内には、とにかくいたるところにカエルの置物がいっぱい。

初めて訪れた人は「どうしてこんなにカエルが?」と疑問に思うものです。

境内に多く見受けられる蛙の奉献は、元来この地が御日の神の拝所であり、皇大神を御日の神と崇めたる時代に在りて、祝詞式に、所謂、谷蟆々の狭渡る極みなどあり、日の神に谷蟆々(蛙)を献じたるものなりと伝えられ、又、御神石である興玉神石を伊勢の海の守護の澳魂とあがめ、龍神崇拝の精神を一つにして、龍神は雨を喜ぶと云う意味から蛙を献ずるのであるといわれ、社伝には神宮参拝者が、旅の安全、航海の安穏を祈念して無事「かえる」の願からでたものとも云い伝えられています。

二見興玉神社【歴史・由緒】

「谷蟆々(たにくぐ)」は、ヒキガエルのこと。

また、二見興玉神社の祭神である猿田彦大神と宇迦御魂大神のうち、猿田彦大神の神使がカエルであるとされています。

また、多邇具久という字をあてる場合は、日本神話のなかの、大国主の国づくりの説話で登場する神を指します。

さらに二見興玉神社のカエルには、実は「無事かえる」「貸した物がかえる」など、カエルに掛けた縁起のいい験担ぎがされているのです。

手水舎には水をかけると願いが叶うといわれる満願蛙が置かれているので、訪れた際にはぜひお試しください。

カエルの置き物は、神社を参拝した人から奉納されたものが多数並んでいます

また置き物だけでなく、カエルにまつわる土産品や”カエルみくじ”なんて粋なおみくじも人気です。

二見興玉神社へのアクセス

住所:〒519-0602 三重県伊勢市二見町江575

車でのアクセス:伊勢自動車道・伊勢ICから約10分
伊勢・二見・鳥羽ライン・二見JCTから約3分

交通機関でのアクセス:JR参宮線・二見浦駅から徒歩約15分
JR・近鉄・伊勢市駅、近鉄・宇治山田駅にて下車 → 鳥羽行きバス・夫婦岩東口にて下車し徒歩約5分

二見興玉神社公式サイト

縁結びの神社として人気の二見興玉神社。

ゆっくり夫婦岩を眺めに行くと同時に、多数並んだカエルの置き物からもパワーをもらってみませんか。

験担ぎで「無事かえる」と言われているだけあって、神社に訪れた際にはカエルをたっぷりと見てから家路に向かうことをおすすめします。

また、あちこちに潜んだカエルの写真を撮影してみるのもきっといい思い出になりますよ。

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2021.03.07千春

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