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地域お役立ち情報
三重県を北の端から南の端まで一般道で縦断してみた
三重県が南北に長いのは、皆さんご存知のとおり。
「車で北の端から南の端まで、高速道路を使わずに一般道だけで行くと、一体どんな光景が広がっているのだろう?」
そんなことに興味を持たなければいいのに、つい、好奇心にかられ、気もそぞろに松尾芭蕉のように旅をしてしまいました。(徒歩ではなく車ですけどね!)
今回は、現代版「三重の細道」にお付き合いください。
三重県縦断ルートの整理
北の端から南の端へ行くルートはいくつもありますが、今回はこちらの青いルートを通りました。
岐阜と接する三重の北の玄関口、いなべ市の国道365号からスタート。すぐに合流する国道306号をひたすら南下して、津市で国道23号中勢バイパスに入ります。
松阪市まで行くと国道42号に入って、そのまま和歌山と接する三重の南の県境、紀宝町の熊野川まで行こうという、壮大な(無茶な?)ものです。
岐阜県と接する三重県いなべ市からスタート!
旅立ちの地は、こちら三重県いなべ市藤原町古田にある国道365号。
すぐ背後は岐阜県大垣市上石津町です。
県境ではありますが、川や水路のように隔てるものはなく、どちらかというとさっぱりしていて、気付いたら三重県に入っているというイメージではないでしょうか。
そして、少しだけ先に行くと、三重に入ったことを印象づける最初の看板が!
うーん、もう少し、オシャレなものにしてもいいような。
いや、このローカルな看板の味わいもいいものです。
ここからすぐに国道306号に合流して、鈴鹿山脈を左手に見ながら、まず津市を目指します。
「道の駅津かわげ」で一旦休憩
ここが国道306号と国道23号中勢バイパスが交わるところにある、道の駅津かわげ。
三重県の南の端まで、まだ遠いので、ここで一旦休憩しました。
道の駅津かわげは、食堂もパンもスイーツも充実しています。
ここを出たら、国道23号中勢バイパスに入って松阪市を目指します。
しばらくすると国道42号との交差点が見えてきました。
ここを右に曲がってひたすら真っすぐ国道42号を進み続けると、ゴールまでたどり着けます。
トンネルと抜けて紀北町に入ると、やっと海が見えた!
ふと気付きました。そういえば、まだ全然海を見ていないな、と。
山沿いの北勢エリアから平地が広がる中勢に入り、やがて山間の道を進んでいても、このルートではなかなか海の景色が目に入ってこないのです。
海が見たい、と渇望しながら、大紀町のトンネルを抜けて紀北町に入ると、やっと見えました!
遠くに輝く水面の光景が美しかったです。
さらに国道42号を進むと、海岸まで到達。
ここからは海に沿って南下し続けます。
いよいよゴール。和歌山県との境、熊野川へ
やっと、三重県の南端、紀宝町の熊野川が見えてきました。
ゴールまであと少し。あの赤い橋がゴールです。
そしてとうとう到着! 三重県の南の玄関口はこんな光景だったのですね。三重と和歌山を隔てる熊野川は雄大でした。
改めて、今回の小さな旅を振り返ると、一口に三重県といっても、山あり川あり海ありと景色がどんどん変わり、どの街も個性的。行く先々で、違う輝きが待っています。ゆっくり寄り道しながら各地を巡ると楽しいですよ。