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三重の平成をたどる③_「記憶に刻まれた『K』の文字」
平成の時代に発展した産業の1つに「コンビニエンスストア」があります。
平成元年、全国16,500店ほどだったコンビニ店舗数は、平成の終わり2019年3月にはおよそ55,835店舗にまで増えました。
上位3社
「セブンイレブン」(約21,355店・2022年7月現在)
「ファミリーマート」(約16,566店・2022年7月現在)
「ローソン」(約14,656店・2022年2月現在)
の国内店舗は、全国いたるところに展開され、
私たちは毎日、これらの店舗を見ずに過ごすことはないほどです。
シリーズ3回目は、「三重とコンビニ」について見て行きましょう!
三重とコンビニ
全国に最多の店舗数を誇るセブンイレブンですが、三重県内で見かけるようになったのは、
日常生活の中でコンビニを利用するようになった随分、後のような気がします。
調べてみるとセブンイレブンが三重県初出店したのは、平成18年2月のこと。
昭和49年、セブンイレブン第1号が東京の豊洲に登場してから、32年後のことでした。
三重県第1号店は「桑名江場店 」です。
身近だったコンビニ「サークルK」
三重県に住む人たちにとって、コンビニといえば「サークルK」。
自宅から、職場から、学校から1番近くてよく利用したのはサークルKだったいう方も多いでしょう。
統合によりサークルKの店舗は次々とファミリマートに変わり、
2018年11月、三重県内最後の店舗( 菰野桜野店、津結城神社前店、伊勢楠部店、 熊野有馬店など)が幕を閉じました。
三重県内そして全国に、サークルKの姿はもうありません。
サークルKで販売されていたスイーツ類と焼きとりには根強いファンがおり、
店舗とともにその商品がなくなることを惜しむ声があがりました。
そんな中、伝説とまで言われた「窯出しとろけるプリン」はファミリーマートに引き継がれて販売中、
看板商品だった焼きとりは進化を遂げ「炭火焼きとり」として店頭に並んでいます。
サークルKのロゴは壮大だった
平成とともに生き姿を消した「サークルK」。
オレンジと赤の丸の中に「K」の文字が描かれたロゴは、
アメリカ・アリゾナ州の放牧牛につける焼印が由来です。
そして、店舗カラーのオレンジ、赤、紫はアリゾナの夕刻のイメージ
(オレンジは空、赤は夕日で染まった山の端、紫は大地)を表現していました。
そんなカラーも、今となってはなつかしく思い出されます。
数えきれないほど目にした「K」の文字とサークルKカラーは、
この三重県で家族や友人たちと過ごした平成の時間とともに、記憶の片隅に微かに刻まれていることでしょう。
(参考)
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会・統計データ
http://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン「企業情報」
https://www.sej.co.jp/company/tenpo.html
株式会社ファミリーマート「企業情報」
http://www.family.co.jp/company/familymart/store.html
株式会社ローソン「企業情報」
https://www.lawson.co.jp/company/corporate/data/about/
ニュースリリース平成18年2月15日付
https://www.7andi.com/library/dbps_data/_template_/_res/company/news/pdf/2006/0215_01.pdf