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地域お役立ち情報
まさかの木製の自動車が! 三重県立熊野古道センター
「木でできた車が三重県にある」と言うと、ひょっとしたら、多くの人はオモチャや模型の車をイメージするのかもしれませんね。
信じられないことに、三重県立熊野古道センターには、正真正銘、木製の自動車があります。
しかも、尾鷲ヒノキ製という贅沢な造り。
「実際はほとんどが金属でできていて、内装など一部だけ木を使っているんじゃないの?」と思い込んでしまうかもしれませんが、限りなく木材を使っているから驚きです。
人が乗って運転できますし、公道の走行も可能。さらには、電気自動車なので環境にも配慮された優れものです。
今回は、夢のような木製自動車をご紹介します。
そもそも、三重県立熊野古道センターとは
世界遺産に登録されている熊野古道や、その周辺地域、自然、歴史、文化などを知っていただこうとする施設で、建物自体がオシャレ。
すでに外観から、木材の魅力を十分に引き出しています。
木製の自動車が展示してある交流棟は、平屋建てで、総合案内コーナーや広いロビー、体験学習室、ホールなどがあります。
熊野古道や豊かな地域の自然をいかした学習やツアー、交流イベントなども行っていますよ。
駐車場からはセンターまで行くなら、ぜひ石畳道ルートを
駐車場に着いたら、センターはすぐそこ。坂の上にあります。
センターまでは歩道ルートと石畳ルートがあるのですが、ぜひ、趣ある石畳ルートを選んでください。
熊野古道といえば連想する美しい石畳の歩行を実際に体感してもらおうと、屋外展示としてこの道が設けられています。
熊野古道の臨場感にあふれていて、気分が上がりますね。
これが木製の車! カッコいい
交流棟の大ホールで、やっと出会えた、木製の自動車! 想像を遥かに超える、高い完成度にビックリです。そして何よりカッコいい!
尾鷲産のヒノキ製で、電気で動きます。
最高速度は、時速60キロメートルで、公道を走るようにつくられている本格派。
土曜や日曜には、センターの敷地を走るそうです。
建物も尾鷲ヒノキを使った温かい造り
三重県立熊野古道センターは、自動車だけでなく建物の内装、机、椅子、天井に至るまで、目に入るあらゆる部分が尾鷲産ヒノキ尽くし。
木材に囲まれた空間は気持ちが落ち着きます。
ここは、私たちの日常生活で使うあらゆるものも、木製で置き換えられる可能性を感じさせてくれました。
そう、例えば日常でなくてはならない、ケータイやパソコン、サイフ、バッグなどが全部、もし木製の商品に置き換わったら環境にも優しいし、オシャレだし……、ワクワクしますね。
詳細・アクセス
■場所
〒519-3625 三重県尾鷲市向井12-4
■開館時間
午前9時00分~午後5時00分
■休業日
12月31日、1月1日
(メンテナンス等により休館になる場合あり)
■web
三重県立熊野古道センター公式サイト
■アクセス
Googleマップ
【車】
紀勢自動車道、尾鷲北ICから約10分