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地域お役立ち情報
誇るべき事実、宮川は日本一きれいな川だった
伊勢に住む人たちとって、身近な宮川。
春のお花見、夏の花火に加え、伊勢神宮とも縁の深い川です。
そんな宮川は日本一の清流だとご存知ですか?
改めて「宮川」ってどんな川?
伊勢市、度会町、玉城町、多気町、大紀町、大台町を流域とする一級河川。
川の長さは91㎞、流域面積は920㎞で、源流は大台町と奈良県吉野郡の県境にある大台ケ原山系・日出ヶ岳です。
宮川の名の由来は、伊勢神宮の外宮である豊受大神宮の禊川であったことから、「豊宮川」と呼ばれていました。
その後「豊」の文字を省略するようになり、「宮川」が定着したと言われています。
約1,000本のソメイヨシノが植えられている宮川堤は、県指定の名勝地。
伊勢神宮への参拝客は、宮川を渡ると伊勢の神域に入るとされています。
日本一きれいな川に輝いた宮川
国土交通省の一級河川水質調査において、過去11回、良好な水質の1位に輝いてる宮川。
2006年から2011年までは6年間、連続1位に!
2012年からこの順位付けは廃止されましたが、2020年まで最良の数値を保っていました。
宮川は自信を持って「清流」と呼べる川です。
宮川に生息する魚は?収穫はできる?
宮川では90種以上の魚類が確認されています。(参照:宮川漁法ミュージアム)
上流付近では、遊漁料を支払ってアユ、アマゴなどを獲ることができるのは、ご存知の方も多いはず。
遊漁料は宮川上流漁業協同組合さんが詳細を載せてくださっています。
24時間どこでも遊漁料が購入できるアプリ「フィッシングパス」もあり、便利ですね。
筆者は子どもの頃、アマゴのつかみ取りをしたことがあるのですが、貴重な体験で夏休みのよい思い出
になりました。最初ドキドキしましたが、つかめた時の楽しさが忘れられません。
宮川上流漁業協同組合さんの清流茶屋でできる「鮎のつかみ取り」は、おススメです。
これからも清流・宮川を守ろう
近年、宮川でも自然環境の悪化や水不足などの問題があり、
過去の台風災害の影響で、雨が降ると川が濁るという状況が続いています。
災害には抗えないものの、私たち一人ひとりができるささやかなことが積み重なれば、
川を守ることができます。
「ゴミは捨てずに持ち帰る」「家で飼っていた生き物やおとりのための魚を放たない」など、
川を守る行動を続けていきたいですね。
おわりに
宮川といえば、春の桜と夏の花火を思い起こします。
2020年から2022年までコロナウイルスの影響で中止だった「伊勢神宮奉納全国花火大会」が2023年に復活。
7月中旬に行われてきたこの花火大会で、「夏が来た!」と感じる人も多いのではないでしょうか。
花火大会好きだった筆者も毎年、トップバッターの宮川・花火は、どれよりもワクワクしたものです。
そして、当日は人混みの中、懐かしい友人にバッタリ!という思い出も。
宮川で遭遇しなければ、このまま連絡を取り合うことがなかったかも……。
今後は中止することなく、宮川の夜を彩る一大イベントとして、いつまでも続くことを願います!