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これぞ本格派!三重弁マスターへの道
これまで三重ブログでは、
三重のおもしろ方言を紹介した『三重弁の「ささって」「はしかい」って何のこと?変わった三重の方言紹介します』
使いこなしたい三重弁を紹介した『こんな三重弁が使いこなせれば、あなたも間違いなく三重県人!』
の2記事を発信しました。
今回の第3弾は、本格派の三重弁を紹介!
県外の人にとっては「意味がわからない」と思う言葉でも、
三重県人にとっては「えっ!?それ以外なんて言うの」となるかもしれません。
さあ、三重弁マスターへの道、歩き出してみましょう。
すぱっと言わない
三重弁は、単語の語尾をのばしがち。
代表的なのは「津」を「つぅ」と言います。
ほかには「目」を「めぇ」、「木」を「きぃ」、「間」を「まぁ」、「蚊」を「かぁ」など。
関西弁とも似て助詞を使わない傾向にあるのと、
三重県人のよく言えば穏やかな気質が影響しているのかも。
古典的表現?!「つゆぶく」って何?
「つゆぶく」とは、コップや窓ガラスなどにたくさんの水滴がつく状態。
ちょっと古典的に「つゆとも思わず」と言ったりするので、
意味を知らない場合は、同じような古い言葉なのかと思われがちです。
この「つゆぶく」状態、他県の人はなんて言っているのでしょう。
まさか、日常会話で「結露している」とも言わないだろうし、
「水滴がついている」だと、数滴なのかたくさんなのかが表せないんですよね。
ぶつけたりころんだりしてできた「あざ」は「あおじ」
主に打ち身が原因でできる青いあざ「あおじ」。
筆者はてっきり標準語だと思っていました。
一般的には「あおあざ」、北海道や関西では「あおたん」と言うそうです。
三重県内ではあおじを通り越して「くろじ」「黒じみ」と言う場合もあります。
ちなみに我が家の祖母は「黒じみ」と言ってましたね。
「お米をかす」って、何をすればいいの?
「お米3合かして~」と言われても、貸し借りではありません。
このように言われたら、お米を研いで(洗って)、水を計量して、炊く(炊飯器のスイッチを入れる)ところまで、
あなたは頼まれているのです!
これぞ王道「とごる」
水や飲み物など液体の底に何かがたまること。
一言でいうと「沈殿」のことなのですが、日常会話では「沈殿している」って言わないですよね。
化学の教科書みたいで、使いづらい……・
とは言え、「溜まっている」では、ちょっとニュアンスが違うかな。
てっきり標準語だと思っていた「とごる」。
まさに他の言葉には言い換えたくない王道の三重県弁です!
おわりに
今回登場した三重弁「つゆぶく」「あおじ」「かす」「とごる」。
筆者は高校を卒業するまで、すべて標準語だと思っていました(笑)。
今でも容器に入ったドレッシングを見て、「たまっている」とは決して思いません。
ドレッシングの容器を見てどんな言葉が思い浮かぶか、
ここで三重弁をマスターしているかどうかがわかるかも!