私の移住体験(東京から三重県へ)【続:生活編】

  1. 三重全般

前回、私の移住体験として移住前の心境、移住後に感じたことなどをお話しました。
現在移住して約20年、この間に経験したこと、主に生活面での変化や心境を今回は少し具体的にお話したいと思います。

とにかく五感で四季を感じる!

四季 五感で感じる

田舎だから!と言えばそれまでかもしれませんが・・・

四季を感じるのは、山々や田畑などの自然の光景、祭りや行事、食べ物・・・など、様々なところで、東京で暮らしていたころに感じなかった“四季”を感じる機会がとても増えました。

蝉が鳴き始めると梅雨が終わる、稲刈りの時期には稲を刈った田んぼの匂い、そんなこと一つとっても東京では分からなかったこと。
幸い三重県には、海、山、川・・・四季を感じる場所はとても豊富にあります。

昔の人はこういう当たり前の変化を感じながら生活していたのかな、と思い馳せると同時にそれを味わうことが出来る有難さを実感する毎日です。

人のあたたかさに出会う

人のあたたかさに出会う

良くも悪くも、都会に比べると人付き合いはあります(笑)

地域にもよると思いますが、年に数回は、地域の清掃活動や行事もあり、近隣の方と出会う機会は都会に比べて多いです。
また私の住んでいる場所では、お節介ほどの付き合いはありませんが、畑や庭で採れた旬の野菜をいただいたり、貰いものだけど食べきれないからと分けてくれたり、そんなちょっとした付き合いが気持ちがほっこりします。

普段は人との付き合いが煩わしく感じることもあるかもしれませんが、やはり人との繋がりはいざという時の助け合いに変わったり、地域の安全にも繋がったりと大切なものであることを気づかせてくれます。

様々な環境の変化で人との付き合い方も変わってきていますが、その中でも人との繋がりや、あたたかさを感じることは、変わらないものでありたいです。

故郷を感じたくなったら…

好きな雰囲気の場所でコーヒーを楽しむ

住めば都、もちろんそれはありますが、やはり生まれた場所、故郷を忘れることも出来ません。

田舎から都会へ・・・という話は多いですが、私の様に都会から田舎へと移住する人も昨今増えてきていますね。
人それぞれ生まれ育った町、景観、故郷を思い出す場所や雰囲気というのは必ずあると思います。
私の場合、今住んでいる場所に“それが無い”とマイナスに捉えるのではなく、例え同じものでなくても、その雰囲気を感じられる“好きな場所”を見つけることが好きです。
例えば、好きな雰囲気の場所でコーヒーを楽しめるカフェ、子供の頃に見た光景にどこか似た場所、古い町並み、夜のネオンなど・・・何でもよいのです、自分がほっとできる場所であれば。

今の時代はSNS、テレビ電話など様々な通信手段を通じて、距離は離れていても繋がる方法は沢山ありますね。
それらを活かすことも、時には寂しくなった自分を癒す一つの方法ではないでしょうか。

移住したことを最大のメリットとして

移住先の景色

前回でも述べましたが、移住というのは一大決心をした上で、大きな変化を伴い、苦労や不安はつきものです。
しかし、故郷、今の居場所、どちらも大切であり、離れてこそ初めて感じる故郷の素晴らしさ、そして知らない土地での新たな発見、出会い、それらを感じることが出来るのは移住の最大のメリットだと思います。

自分だけが見つけた、“その土地の楽しさ”を、例え小さな発見でも見つけることが出来たら、移住成功者と言えるのかもしれません。

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花乃音

東京生まれ。結婚を機に三重県伊勢市に移住。
現在は子供に関わる仕事に従事。
自然豊かなこの地で、“その瞬間”の幸せを探す日々。
花と緑と広い空、そして鳥の声を聞きながら、愛犬と過ごす時間が何よりもの癒し。

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