自分らしさを取り戻す小旅行へ。伊賀焼の窯元集落、丸柱地区

  1. 伊賀・名張

ここは、アートと風景美が交差する、静かなまち。
随所に綺麗な川が流れ、歩いていると豊かな自然に溶け込んだ登り窯が独特のノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

伊賀市丸柱地区画像

ほら、日本の原風景を見ているかのような光景ですよね? 思わず「ただいま」と言いたくなります。

伊賀市丸柱地区画像

日常の慌ただしさから逃れて静かな気持ちになりたいと思ったら、ぜひ、このまちで美しい焼き物を眺めて散策してみませんか?
今回は、歩いて巡れる陶芸のまち、三重県伊賀市の北西部にある丸柱地区をご案内します。

まずは、伊賀焼伝統産業会館へ

伊賀市丸柱地区画像

小旅行のスタートは、伊賀焼伝統産業会館から。
こちらには、各窯元の作品が並び、続く伊賀焼の歴史や製造方法などがパネルになって展示されています。

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日常に使う器の購入も可能。ここで事前に好みの窯元をリサーチしてから、自分の気になる窯元を訪れるのもいいのではないでしょうか。

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実技研修室では、事前予約をすれば絵付や作陶を体験できます。

諏訪神社、徳王寺で参拝を

伊賀市丸柱地区画像

山に囲まれた丸柱地区のふもとには諏訪神社と徳王寺が並びます。どちらも立派で情緒があるので、ぜひ立ち寄ってほしいスポット。

伊賀市丸柱地区画像

まずは諏訪神社で参拝をしました。

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近くにある徳王寺は、小高い丘にあって、一際目立ちます。

今、NHK大河ドラマ「どうする家康」が話題ですが、あの徳川家康が「伊賀越え」の時にこの寺で休息したことから、「徳」の一文字を拝領して「徳王寺」になった、という言い伝えがあるそうですよ。

Gallery yamahonで作品にうっとり

伊賀市丸柱地区画像

こちらは倉庫を改装した、20年続くギャラリーGallery yamahon。
陶器や工芸品のほか、雑貨やアートを展示しています。

伊賀市丸柱地区画像

外観を一見しても、ギャラリーだとはすぐに分からないですよね? このギャップがいいんです。

伊賀市丸柱地区画像

オーガニックな食料品販売コーナーには、こだわりの商材や、地元伊賀の愛農高校生が作ったハムやソーセージなどもありました。

長谷園 伊賀本店の登り窯は圧巻

伊賀市丸柱地区画像

こちらの趣ある店舗は、天保3年(1832年)創業の老舗窯元、長谷園 伊賀本店。和モダンな空間に伊賀焼の商品が並べられています。

店内にはかわいい器だけでなく、IH 対応の土鍋など機能性を備えたものがいっぱいありますよ。

伊賀市丸柱地区画像

店の奥にある国の登録有形文化財、16連の登り窯は圧巻。想像以上のスケールの大きさで、見入ってしまいました。

歩いていると、次々と懐かしい風景が

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丸柱地区は、歩いているだけで懐かしくて優しい気持ちにさせてくれる光景がいたるところに残っています。
情報過多であるがゆえに、自分らしさを見失いがちな今の時代だからこそ、ぜひ、一度このまちへ来て気持ちをリセットしてみませんか?

伊賀焼の窯元集落 丸柱地区の詳細・アクセス

伊賀市丸柱地区画像

■場所
〒518-1325 三重県伊賀市
(Googleマップ)
■web
丸柱地域まちづくり協議会公式サイト
伊賀焼振興協同組合公式サイト
■アクセス
【車】
名阪国道、壬生野ICから約10分

The Inabes

いなべ市を拠点とするクリエイター・デュオ。紙媒体やweb用のカメラ撮影、ライティング、デザイン等を行う。メンバーはunとQ。unは山沿いの三重県内キャンプ場に入りびたるアウトドア派。Qは愛する北勢を舞台にした小説執筆が趣味のインドア派。

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