映えるのではなく、萌える工場夜景。うみてらす14(四日市)

  1. 三重北勢

エレベーターの最上階のドアが開くと、そこはジュエリーの世界。
重厚な構造の建物が港湾に連なるコンビナートの夜景は、ノスタルジックでアニメのワンシーンを見ているかのようです。
あえてベタな言い方をしますが、ここは、今、大切に想う人と一緒に行って欲しいスポットです。それは、更新し忘却されていく「映える」場所ではなく、ずっと記憶から消えない「萌える」場所だから。この美しい光景を見たら、恐らくかなりの高齢になっても覚えているでしょう。

例えこの先、相手と結ばれなかったとしても、ここに一緒に行けば、相手の記憶の中であなたはずっと生き続けることができますよ。

うみてらす14とは

うみてらす14画像

うみてらす14は、四日市港を管理する四日市港管理組合が1999年に開館した四日市港ポートビルの14階にあります。
ここは眺望を楽しむほかに、四日市港の歴史や仕事などについて紹介するコーナーや、ナビゲーションシアターなどがあり、子どもも大喜び。
なお、夜景が見られるのは土日祝日です。平日は、営業が午後5時までですので、ご注意ください。

また、ここは一眼レフカメラやミラーレスカメラでしっかりと撮影したい人たちに優しいスポットでもあります。
三脚を使って撮影をしてもよいので、暗い夜景でもシャッタースピードを気にすることなく、いい写真が撮れます。
受付では吸盤付きの暗幕も無料で貸し出していますよ。

詳細・アクセス

■住所
三重県四日市市霞二丁目1-1 四日市港ポートビル
■営業時間
午前10時~午後5時
土日祝日は午後9時まで
※入場は閉館30分前まで
夜間開館日は閉館10分前に室内のライトダウンを実施。
■定休日
水曜日(祝日の場合は開館)、12月29日~1月3日
■入場料
一般(高校生以上)310円
中学生以下 無料
団体(20名以上)一般(高校生以上)240円
■アクセス
〈鉄道〉
JR関西本線「富田浜」下車徒歩15分
〈自動車〉
東名阪自動車道・四日市東ICより富田山城線を東へ約7km
伊勢湾岸自動車道・みえ川越ICより四日市・いなばポートラインを南へ約5km
■web
うみてらす14公式サイト

あの頃、コロナとともに

うみてらす14画像

うみてらす14は、「日本夜景遺産(施設型夜景遺産)」に認定されている、まさに工場夜景の聖地。コンビナートのほかにも、伊勢湾や、セントレアなどグルっと360度見渡すことができます。
この壮大な光景は、やがて脳裏に焼き付き、忘れられなくなります。そして、いつかあなたは年老いた時に思い出すのではないでしょうか。

コロナ禍にあえぎながらも、恋も仕事も諦めず必死に走り抜けた時代があったことを。

The Inabes

いなべ市を拠点とするクリエイター・デュオ。紙媒体やweb用のカメラ撮影、ライティング、デザイン等を行う。メンバーはunとQ。unは山沿いの三重県内キャンプ場に入りびたるアウトドア派。Qは愛する北勢を舞台にした小説執筆が趣味のインドア派。

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